テーマ:読書備忘録(1394)
カテゴリ:読書
■みみずのたわごと■
徳川慶喜家と会津松平家に伝わる貴重な史料で綴る壮大なファミリーヒストリー 第1章 みみずのたわごと 徳川慶喜の孫・徳川慶光に嫁いだ松平容保の孫・松平和子(徳川和子)による手記。 華族として育った幼少期から、戦後、華族制度が廃止された後の暮らしまで。 貴重な歴史的史料を初公開。 第一章 みみずのたわごと 徳川和子 まえがき/一 少女時代/おいたち/関東大震災のこと/幼稚園/女子学習院初等科/変な話/小石川の通学路/ 二 懐かしい人たち/同級生/いしのこと/まきのこと/俥夫のしょうとくにのこと/間瀬さんのこと/野出蕉雨と佐々木主馬/商人部屋/行商人/市電/映画と演劇/ 三 人種差別(差別用語)について/ 四 歯医者の思い出/ 五 オートバイの音/ 六 美容院の今昔/あとがきに代えて ●読書メモ● ●家に「お運動部屋」とよばれる12畳のお遊び場がある。(1923年=T12) ●1923年=T12・9月1日関東大震災。 庭に押し入れのすのこを敷き、その上に花ござをしいて、昼食をとった。 おかずはハムエッグだった。 それ以後、毎年9月1日のお昼は、ハムエッグを食べた。 庭の木の枝に蚊帳を吊って寝たが寝付けなかった。 会津若松の連隊が来て、表座敷に泊まった。 兵隊は、庭に竈を築いて食事を作った。 ●女子学習院(女学校。今の高校か?) 私のクラスは大名家族や御公卿さんが少なくて、ほとんどが明治の元勲の孫たちに占められていたので、幕府方は、私と柄本武揚の孫、後は、薩長、山県さん、 毛利さん、東郷元帥、山本権兵衛、西郷さんの孫など。 琉球最後の王様の娘も一緒だった。 彼女は後に井伊家に嫁いだ。 フランス文学者の朝吹登水子も友人だった。 ●無声映画の弁士、徳川夢声は、葵館で弁士をしていたことからのペンネームだ。 徳川慶喜家の孫は、よほど楽しい子ども時代を過ごしたようだ。 慶喜家の孫の世代の女性全員が本を書いた。 「菊と葵のものがたり」高松宮妃喜久子著 「みみずのたわごと」徳川和子著 「徳川慶喜家の子ども部屋」榊原喜佐子著 「徳川おてんば姫」井出久美子著 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.11.16 00:01:12
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