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2017.12.24
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カテゴリ:読書
■高慢と偏見(下)■

ダーシーの屈折した恋の告白にエリザベスは反発した。
だが、ダーシーの手紙で己の誤解に気づき、数ヵ月後の思わぬ再会で彼への感情は変化していく。
そこへ、末妹の出奔、彼の叔母君の横槍が…。
恋のすれ違いを笑いと皮肉たっぷりに描く、英国文学の傑作、決定訳登場。
高慢と偏見(上)■ 

はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。
ところが……。
ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。
多様に張られた伏線と複雑な物語構成に添って作品のもつ雰囲気と趣を生かしきった、オースティン文学の魅力を余すところなく伝える秀麗な新訳。

*は私の感想など。
★「なんて見下げはてた真似をしたんだろう!」とエリザベスは叫んだ。
「このわたしが、炯眼(けいがん)を誇るこのわたしが!
才気を自慢にしているこのわたしが!
何事もよいほうに考える姉を小馬鹿にしていたこのわたしが、いたずらに人を疑って己の虚栄心を満足させていたとは。
まったく面目丸つぶれの大失態ではないか!
とんだ恥さらしだ!

*ウイッカムに騙されていたと気づくエリザベス。
たいそうな自信家。
(■湖水地方■)
★エリザベスはすっかり気落ちしてしまった。
湖水地方はぜひとも訪れてみたいと思っていた。

*叔母たちの旅行で湖水地方に行く予定だったが、都合が悪くなっていけなくなる。
「高慢と偏見」は、1813年に出版。
この時代から湖水地方は観光地として人気だったのか。

★ひとつだけ、間違いなくうれしいことは・・・・
ガーディナー夫妻が旅の道連れとしてはもっとも望ましいひとたちだということである。
旅のさまざまな不便にも耐えられる健康と気質に恵まれ・・・
楽しいことがいっそう楽しくなる陽気さがあり・・・
たとえ外に失望することがあっても、それを内々(うちうち)でじゅうぶん補い合う愛情と知性があった。

*健康で陽気で愛情深く、知性がある・・・旅だけでなく人生のパートナーとして最高だ。
こういう人に憧れるわ・・・。
★(略)ふたりは駆け落ち者が結婚できる、あのグレトナ・グリーンに向かうと書いてあった(略)。

*駆け落ちした二人が向かう先はスコットランドのグレトナ・グリーン。
グレトナ・グリーン■で最も有名なのは、駆け落ち結婚がされた鍛冶屋である。
1753年、ハードウィック卿(英語版)の婚姻法(英語版)がイングランドで可決して以来、イングランドでは両親の承諾を得た21歳以上の男女のみに結婚が制限されるようになった。
この法律はスコットランドには適用されず、男性は14歳、女性は12歳以上ならば親の承諾なしに結婚できることになっていた。
(1929年より、16歳以上ならば両親の承諾は必要なくなった。
イングランドとウェールズでは、現在18歳以上なら同意は不要、16歳・17歳なら必要となっている)

★(略)すべての通行料徴収所や、・・・。

*駆け落ちした二人を探して通行料徴収所や宿をくまなく探すのだが、今の高速道路の料金システムみたいなのがあったのだろうか。
レディの結婚

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Last updated  2017.12.24 13:11:30
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