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2021.12.03
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カテゴリ:国内旅行

■11月7日(日)

伊豆の踊子
天城七里は 白い雨
あなたとあえたは 峠の茶店
わたしゃ踊子 太鼓をさげて
湯の町ながす 旅芸人
花もつぼみの 紅椿

 この日、宿舎を出る時は、雨が降っていて、「天城七里は白い雨」だったが、いつの間にか止んだ。

この日、下田から天城越えをする。
「伊豆の踊子」は、天城越えをして、下田に着くので、反対のコースだ。

■河津七滝(かわづななだる)■

天城トンネルを越える前に、河津七滝(かわずななだる)を通る。

河津には数々の滝が存在します。
その中でも特に有名どころになっている七つの滝を「河津七滝」(かわづななだる)と呼んでいます。
河津七滝は片道約1時間かけて巡ることが出来る全長850mの遊歩道があり、46mの吊り橋や

(▲初景滝の前の踊子像)
伊豆の踊り子像が2ヶ所あります。
落差22mの釜滝(かまだる)には滝のしぶきが当たるほど近い展望デッキがあります。

▲大滝(おおだる)河津七滝中、最大の高さを誇る滝です。
滝の全長30m、幅7m 。

▲大滝の近くでみたワサビの販売店。

柱状節理
冷えていく溶岩やマグマ全体が縮むときに5角形や6角形の柱状の割れ目ができます。
これを柱状節理(ちゅうじょうせつり)といいます。

何度も見かけたが、伊豆で多いのだそうだ。

滝へ続く道にあったナチシダ。


(▲車一台がやっと通れる天城越えの古道)
天城越え(あまぎごえ)は、
静岡県伊豆市と賀茂郡河津町の境にある天城峠を越える旅路のこと。

伊豆半島を南北に縦断する天城峠越えの道は、天城路(あまぎじ)や、天城街道(あまぎかいどう)ともよばれる。
伊豆半島の南に位置する下田と、北に位置する三島を結ぶ街道は下田街道といい、天城越えの天城路は同街道の一部にあたる。
伊豆半島の内陸と半島南部の間には天城山の峰々があり、これを越えるのは下田街道の最大の難所であった。

(▲下田側のトンネル入り口)
1905年(明治38年)に天城山隧道(旧天城トンネル)が開通し、多くの人と物資がこの天城峠を越えて行き来するようになった。

天城越えは川端康成の『伊豆の踊子』や、松本清張の『天城越え』などのテーマにもなり、天城山隧道には観光客が訪れる。

1970年(昭和45年)に新天城トンネルが開通したため、旧街道の天城山隧道を含む天城路の現在は、「踊子歩道」とよばれる全長約16キロメートル(km)の遊歩道として整備されており、浄蓮の滝や自然休養林の「昭和の森」といった自然を楽しみながら歩くことのできるハイキングコースとなっている。


▲私たちは反対側から来たが、観光バスはここに止まる。
以前、バスツアーで来た時も、この景色は覚えている。
 「伊豆の踊子」は、川端康成の代表作品。
 松本清張の「天城越え」は「伊豆の踊子」のパロディだと言われている。

松本清張「天城越え」は
本人が解説するようにあの川端康成の「伊豆の踊子」のパロディである。

「伊豆の踊子」の主人公の一高生は、修善寺温泉に泊まり、湯ヶ島温泉に泊まり、それから天城を登る。
これに対して「天城越え」の十六歳の少年は、(反対方向に)下田から家出をして天城峠を歩いて、湯ヶ島、修善寺に出る。


「伊豆の踊子」のヒロインは、純情可憐な少女に対して、「天城越え」では、あばずれ女だった。
■表層だけの美しいストーリーを清張はどうしても許さないのである。■
「伊豆の踊子」で表現されているような、純粋で清らかな心など、信用に値しないと言わんばかりである。
たしかに、今日の倫理感覚で「伊豆の踊子」を読み直してみると、そこには清張が感じたはずの多くの違和感が残る。

覗き、付きまとい(ストーカー行為)、少女趣味、差別意識などなど
今日の法律や倫理意識に触れるようなさまざまな背徳が隠蔽されているのである。
清張はこの隠蔽された美意識や倫理観に純文学の虚飾性を感じたのかもしれない。

それで「伊豆の踊子」に抵抗し、その実情を暴いてみせたのかも知れない。
純文学を代表する川端康成の「伊豆の踊子」をパロディー化することで、それに強く反発したとも思われる。


覗き、付きまとい(ストーカー行為)、少女趣味、って・・・。
((´∀`))ケラケラ

石川さゆり 天城越え 
石川さゆりの歌は、松本清張の「天城越え」がもとになっているのだろう。
動画 天城越え
☝の動画の中に鼓を打つところがあるが、「すゑひろがりず」を思い出して笑ってしまう。
((´∀`))ケラケラ


この日、この後、修善寺に行く。
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Last updated  2021.12.04 14:17:01
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