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カテゴリ:国内旅行
■4月13日(水) 鳥取県倉吉市をガイドさんの案内で歩いた。 かつて倉吉盆地には伯耆国の国府があり、古代にはこの地方の中心地の一つだった。 土地の歴史は古く、奈良時代には伯耆[ほうき]国の主邑[しゅゆう]、政[まつりごと]の中心だっ。 国庁や国分寺が置かれ、国司として万葉の歌人・山上憶良や大伴旅人らが赴任している。 ■町紋■ 倉吉の町には、それぞれの「町紋」を持っている町がある。 祭礼や共同作業、消防作業などの時、他町と区別する目印として用いられた。 江戸時代の町が中心だが、明治・大正時代に成立した町にもみられる。 町紋の由来は伝わっていないが、町の成立に関すると思われるものもある。 (倉吉市新町 駐車場の看板より) 本町通りにはクラシカルな、アールデコの西洋建築も点在。 こちらは日本産業貯蓄銀行倉吉支店として昭和6年(1931年)に建てられた、倉吉初の鉄筋コンクリート造りの建物。 現在は弓道体験場として利用されています。 細長い町屋の作りが弓道にぴったり。 ■白壁倶楽部■ 明治41年(1908年)建築の擬洋風建築が目を引く、旧国立第三銀行倉吉支店。 旧街道「倉吉往来」に面した角地に佇み、周囲の古い商家とも美しく馴染んでいます。 平成8年(1996年)に国の登録有形文化財に指定。 鳥取県第一号の国登録有形文化財である明治時代築の元銀行の建物を利用したレストラン。 江戸時代、鉄と木綿は鳥取藩の二大特産物であり、鉄は日野郡、ついで河村郡(小鴨川,国府川流域周辺)の生産が多いとされていた。 倉吉のマンホールには、稲扱千歯(稲扱千刃)(いなこきせんば)のギザギザ模様がある。 赤い石州瓦(せきしゅうがわら)は、島根県の石見地方で生産されている粘土瓦のこと。 焼成温度が1200℃以上と高いため凍害に強く、日本海側の豪雪地帯や北海道などの寒冷地方でシェアが高い。 独特の赤褐色で知られ、赤い屋根の町並みや集落を山陰地方では至るところで見ることができる。この色は、同じ島根県の出雲地方で産出される含鉄土石「来待石」を釉薬に使用することに起因する。 屋根の上にある石は、冬に西から吹いてくる強い季節風から瓦を守るためだそうだ。 ■舟運■ 天神川流域の舟運は、市町村史等によると以下のような特徴があった。 〇 天神川水系の舟運は江戸時代以前~明治末頃にかけて見られた。 江戸時代は年貢米の輸送路として、明治初期には河川交通として利用されていた。 倉吉地方の年貢米は高瀬舟で橋津(東郷池方面)に回送され、橋津から鳥取あるいは大阪へ送られていた。 〇 舟運は天神川においては河口から若宮(三徳川の合流点付近)まで上がっており、小鴨川では国 府・上古川(8.0km 反土橋付近)まで往来していたとされる。 〇 橋梁の数が少ないため、所々に渡しがあった。 町に流れているのは、玉川という。 玉川は小鴨川に続き、天神川へと続く。 この屋敷は、倉吉の「淀屋」。 江戸時代からの繁栄を示す、2階建ての立派な町屋となっている倉吉淀屋。 ■山陰(鳥取)紀行:鳥取に行く前に丹波篠山地方にある篠山城■ ■山陰(鳥取)紀行:重伝建・丹波篠山城下町■ ■山陰(鳥取)紀行:鳥取城と仁風閣■ ■山陰(鳥取)紀行:鳥取市・鹿野■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.04 00:04:12
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