テーマ:リサイクル(127)
カテゴリ:環境問題
4月1日から法改正により、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化される。
そのニュースにともなって 産業廃棄物として処理されている牡蠣の殻を使ったヘルメットを作るという会社があらわれたとのこと。 牡蠣は多くの人の好物。 ということは、多くの牡蠣殻が出る。 その大部分がごみとして処分されるが、江戸時代は違った。 ■「みをつくし料理帖:夏天の虹」■によると 「酢牡蛎、牡蠣飯、殻焼き、牡蠣鍋、牡蠣のてんぷら・・・。 「つる家」では、牡蠣の料理も出すのだが、その殻は、上質な漆喰の材料になるので引く手あまた。」 その回収を生業とするものがいたという。 恐るべし、江戸のリサイクル! 自転車のヘルメットだけでは、数量もしれていると思って調べたら、いろいろあった。 ■カキ殻の利活用■ 1.カキ殻を使った景観舗装技術 景観舗装の骨材の代替材料として、およそ20mm~5mmに粉砕したカキ殻を使用します。 また、カキ殻にゴムチップや間伐材を適量配合するなどバリエーション豊富な景観舗装となります。 2.舗装用アスファルト混合物としての利用技術 アスファルト混合物である石灰岩の粉末の代替材料としてカキ殻微粉末を使用します。 製造、施工性、仕上がりは、一般のアスファルト舗装と同等です。 3. カキ殻を利用した屋上緑化 カキ殻は軽量で多孔質なので、保水性もよく屋上緑化に最適です。 そのため、散水などの管理も手間が掛かりません。 カキ殻には、酸性雨を中和する作用があります。 HONMAの屋上緑化基盤の重量は、60kg/平方メートル以下なので、既存建物の屋上にも施工可能です。 ★牡蠣の殻が農作物や園芸用の肥料。 真水にさらして塩分を抜いてから焼いたものを細かく砕けばご家庭でもガーデニングの肥料として 再利用することができます。 ★牡蠣の殻がもつ浄化作用を利用して海や湖などの水質改善に取り組む地域もたくさんあります。 牡蠣の殻を細かく砕き粘土と混ぜて直径1センチの粒状に焼き上げた「カキボール」をフィルターとして雨水をろ過する装置を作り出しました。 これ以外にも、まだまだ利用ができそう。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.04.08 10:47:49
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