テーマ:読書備忘録(1394)
カテゴリ:読書
霊岸島にある酒問屋武蔵屋は、上方からの高級酒下り酒を扱う大店だ。 だが商才のあった主の市郎兵衛が亡くなり四年、武蔵屋の商いは火の車になっていた。 市郎兵衛の妾腹三男の卯吉は、主にはなれない。 そりの合わぬ長兄の市太郎や義母のお丹に冷たく当たられながらも、心通う者たちと店の切り回しに奔走する日々。 新酒番船で一番となった銘酒灘桜の新酒が千樽届くことになっていたが、春の嵐に遭ったという報に武蔵屋一同青ざめる。 時代物の小説が好きで適当に選んだ一冊。 江戸時代、酒は上方から江戸に運ばれた。 上方から江戸に下ってくる酒がいいというところから 「くだらない」=ダメなものという言葉が生まれたのは有名な話だ。 ●酒は厳重な領主統制のある農産品だと、茂助は言っている。 米の流通事情が、直接に領主の財政に繋がるからだ。 農作で米余りがあるときには、生産される酒の量を増やして米価の下落を防ぐ。 ◎なるほどと感心した。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.06 00:23:13
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