テーマ:読書備忘録(1394)
カテゴリ:読書
大身旗本家同士の婚姻で、灘の下り酒を将軍家に献上することになった。 献上酒に選ばれる銘酒はどれか。 有力酒問屋が競う中、武蔵屋の「稲飛」も有力候補に。 手代卯吉が苦労して売り伸ばしてきた「稲飛」。 だが卯吉は品薄なのを心配していた。 好敵手を蹴散らし、「稲飛」は献上酒に選ばれる。 だが、海難事故もあり、在庫切れで百樽の献上ができない。 慶事に水を差すことも、店の栄誉を手放すこともできない。 いきなり窮地に立たされた卯吉に手立てはあるのか!? 「大店の暖簾」 「分家の始末」と、この「献上の祝酒」が三巻目。 図書館から三冊借りてきたので読んだが、あまり気が進まなかった。 というのは、やる気があって、商いの素質もある主人公、卯吉が思い切り商売が出来ない事。 卯吉の努力で売れ出した商品は、取り上げられるし、 熟れない商品を押し付けられる。 そんな店に何の未練があるのだろうか? とはいえ、自分から辞めたとなれば、あることない事言われるかも知れないが、 主人(腹違いの兄)とその母親は、追い出そうとしているのに、出ていかないのは、卯吉の気が知れない。 最期には、何とかなるけど、そんな上手い事ばかりは行かないと白けてしまう。 ■「下り酒一番・大店の暖簾」■ ■「下り酒一番・分家の始末■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.04 00:02:57
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