テーマ:読書備忘録(1394)
カテゴリ:読書
自分一個で生きる自由・日溜りで物思う贅沢 ・その日最初の酒のうまさ・老年の自由の活用 ・リサイクルという発想・年月が育む深い慈愛 ・自分用の唐詩選・自然にして病を治す・・・・・ 年を取ったからこそわかる、よろこびがある。 中野流『老年の美学』の決定版。 今週は、敬老週間だ。 後期高齢者の私は、「老人」「老い」というタイトルを見るとつい手に取ってしまう。 ●読書メモ● ●老人にだって年齢にふさわしい美しい姿があるはずで、先年亡くなられた女優の沢村貞子さんなどは、さしずめそういう美しい老人の一人だったろうとわたしは想像している。 *中野翠も素敵な老人に沢村貞子をあげていた。 ●老年がいつまでも若ぶるのは見ていていいものじゃない。 老年が青春を演じようとすると老年は卑しいものになる。 老いを受け入れない老人は醜い。 「徒然草」の中に 「大方、聞きにくく、見苦しき事、老人(おいびと)の、若き人に交わりて、興あらんと物言ひいたる。」とある・・・(略) ●空襲で街の建築のほとんどが破壊されたニュルンベルグや、元東ドイツのドレスデンでも、再建にさいしては、再建委員会が厳密に昔の街の景観を再現するように努力する。 古地図を取り出し、古い都市図や写真を能うかぎり探しだして、 建物の恰好、建築方法、素材、周囲との調和などをきめ、 たとえどれほど手間と費用がかかっても昔ながらの街並みを再現するのである。 ↑*クロアチアの有名な観光地、ドブロブニクも、内戦で傷つけられ、世界遺産を取り消されそうになった。 しかし、壊された町並みを見事に作り直している。 ↑瓦の色で新旧がわかる。 ■ドブロブニク■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.16 23:04:50
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