テーマ:懐かしい昔の話(548)
カテゴリ:父の麦わら帽子
今から65年以上前、岡山県の田舎で小学生として来る日も来る日も遊んでいた。
いろんな遊びがあったが、女の子は、母が下着やズボンなどに使うゴムを借りてよく遊んだ。 ゴム跳びには、何種類かあって、ただ高さを飛ぶのもあったが、曲に合わせて歌いながら跳ぶのが私は好きだった。 ゴム跳びの歌があって、曲ごとに、それぞれの跳び方があった。 当時のゴム跳びの歌は、以下の通り。 ♪鐘の鳴る丘(とんがり帽子) 緑の丘の赤い屋根とんがり帽子の時計台 鐘が鳴りますチンコンカン・・・ メーメー子山羊も鳴いてます 風はそよそよ丘の上 白いお窓はおいらの家よ ■鐘の鳴る丘(とんがり帽子)■ ♪桃太郎 桃太郎さん桃太郎さん お腰につけたキビ団子ひとつ私に下さいな。 ■桃太郎■ ♪花火 ドンとなった花火だきれいだな 空いっぱいに広がった しだれ柳も広がった ♪船頭さん 村の渡しの船頭さんは今年60のお爺さん 歳はとってもお舟を漕ぐ時は 元気いっぱい櫓がしなる それギッチラギッチラギッチラコ ■船頭さん■ ♪ミカンの花咲く丘 ミカンの花が咲いている思い出の道丘の道 はるかに見える青い海 お船がとおく霞んでる ■ミカンの花咲く丘■ ♪お猿のかごや エッサエッサエッサホイサッサ お猿の駕篭屋だホイサッサ 日暮れの山道細い道 小田原提灯ぶら下げて ソレヤットコドッコイホイサッサ ホーイホイホイホイサッサ ■お猿のかごや■ ♪証城寺(しょうじょうじ)の狸囃子 證(しょ) 證(しょう) 證城寺 證城寺の庭は ツ ツ 月夜だ 皆(みんな)出て 來い來い來い おいらの友だちゃあポンポコポンのポン 負けるな負けるな和尚さんに負けるな 来い来い来い来いみんな出て来い来い来い ■証城寺(しょうじょうじ)の狸囃子■ 「鐘の鳴る丘(とんがり帽子)」は、空襲により家も親も失った戦災孤児たちが街にあふれていた時代、復員してきた主人公が孤児たちと知り合い、やがて信州の山里で共同生活を始め、明るく強く生きていくさまを描く。 これ以外は、明治、大正、昭和の戦前や戦中の歌。 何度も何度も歌いながら、跳びはねたから、今でも、それぞれの跳び方を覚えている。 小さかったので意味もよく分からず、 「船頭さん」の 「村の渡しの船頭さんは・・・」を 「村の私の・・・」と思っていた。 ゴム跳び以外にもお手玉や毬つき・・・私の子供の頃は、歌があふれていた。 歌があって、運動量のあるこの子どもの遊びが、いつの間に無くなったのだろう・・・。 今は残っていないのは、なぜだろう・・・。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.11 00:02:46
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