浅葱斑と藤袴 (5)
マーキングされているアサギマダラ門司の北九州市立白野江植物園でみかけたたくさんのアサギマダラの中に、このように、羽に文字が書かれているものがいました。これは、マーキングと呼ばれているもので、アサギマダラを調べるために行われているそうです。個体を識別するためのマークには、自分の名前の略、採集地、日付を明記するそうです。日本本土と南西諸島、台湾の間を往復していることが研究者達によって、アサギマダラの成虫は1年のうちに、東北や信州から秋には九州へ、そしてさらに南西諸島や台湾まで南下していること、繁殖した子孫が春に北上し、日本本土に再び現れるという行動などが明らかになりました。中には直線距離で1,500km以上移動した個体や、1日あたり200km以上の速さで移動した個体もいるそうです。アサギマダラのマーキングについての詳細は、下記のページをご覧下さい。アサギマダラを調べる会のHP