日当山温泉に遊ぶ西郷隆盛先生の像
日当山温泉に遊ぶ西郷隆盛先生の像 戊辰戦役(1868年~1869年)が終わって、明治3年(1870年)12月まで、西郷隆盛先生が直接・間接に薩摩藩の藩政に参与された時代であった。明治元年(1868年)11月西郷先生が鹿児島に凱旋されるや、その人気は最高潮に達した。西郷先生は藩主の許可を得て、ここ日当山温泉の龍宝家に寄宿し、朝には新田山に兎を追い、夕には子弟と談笑し、霊泉を浴びては詩作・揮毫していた。当時の警固役は浜崎雅助、小田傳兵衛。統合平八郎元帥の実兄である東郷実猗(さねなが)は鼻切に転住し、情報関係を担当。伊地知正治が大久保利通に送った書中に、「西郷入道先生、既に4、50日、日当山湯治、犬4,5匹、壮士(そうし)34人同道」とある。日当山温泉の泉質と美しい自然と人情を推賞した西郷先生の話を聞いて、坂本龍馬も此処日当山温泉を訪れた。昭和63年11月6日 日当山温泉通り会青年部会 (現地説明板より)