『かがみの孤城』
図書館から借りることができる二週間という期間。いつもは、あー!もう返却期限だ!と慌てて読むことも多いのだけど、今回は違いました。まず、小学生の三女が読み、次に中学生の次女が読み、ようやく私に回ってきて読んでしまったというのに、まだ余裕があるのです。主人公は中学1年生の女の子です。中学生の子どもの世界が描かれているので、子どもたちの反応がすごくいい。ただただ面白く、引き込まれていました。本から私が感じたものは、人を傷つけるのも人ならば、人を勇気付けるのも人だということ。自分はどう生きるのか?誰でも自分はどうしようもないところで巻き込まれて苦しい思いをする時があるかもしれない。自分かもしれないし、友達かもしれない、そして、子どもかもしれない。私はどうしても親としての立場で考えてしまうので、どんな時にも子どもに寄り添い信じてあげられる親でいられるかどうかを自問しながら読み進めました。ストーリーがとてもおもしろいというだけではなく、色々考えさせられる内容でした。