098991 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ラインの黄金仮面 Weekly

ラインの黄金仮面 Weekly

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

ラインの黄金仮面

ラインの黄金仮面

Calendar

Archives

November , 2024
October , 2024
September , 2024

Favorite Blog

葛西の在日インド人(… 人間辛抱さん

怖いもの。 horror666さん
映画酷評 うんちく3772さん
千葉 おいしいお店 neko59さん
アンサンブルしよ! piayukoさん

Freepage List

Comments

人間辛抱@ Re:新年のご挨拶!(01/13) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
らめ仙人@ 初セッ○ス大成功!! 例のミドリさん、初めて会ったのに、僕の…
開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…

Category

March 4, 2007
XML
カテゴリ:舞台・稽古雑感
大好きなピアニスト かっちゃんと
(練習風景のひとコマ。)

 以前少しブログでも触れたのですが、この3月に私達夫婦プラスワンでミニオペラコンサートを催す事になりました。演目はドニゼッティ作曲のオペラ『愛の妙薬』です。コンサートと言っても、この作品の中から6曲ばかりの抜粋ですし、平間の部屋でこれといった演出もつけずに、ただ発表するだけなんですが・・。しょんぼり
 
 実は昨年末、私が10代の頃から参加していたアマチュアオペラ団体(一応旗揚げの一人でもありました)をいろいろ思う事があり故あって退団し、地元の活動をいろいろ考えようとしていた矢先に、千葉の新松戸で劇団の活動をしている友人から、「3月にいつも利用している公民館の芸術祭があるんだけど、今年は20回記念公演をするのでこの3月には準備が間に合わない。何かオペラみたいのやってくれない??」というお誘いが・・。うっしっしで、願ってもないこと!と、すぐその話に飛びつきました。
 もっとも、彼の方は私がまだオペラ団体に所属しているものだと思って、スケールの大きなものを期待して依頼してきたのかもしれませんが、私は意に介さず、最悪かみさんと2人でもなにかコンサートをしてやろう!と思いました。
 しかし、正直言ってしまうと、ただの単なるアリアや重唱のコンサートにはしたくなかったんですね。アリアや重唱だけのコンサートで来てくださった人達を喜ばせるだけのものが出来る実力もありませんショック。そしてなにより、当日のお客さんは“オペラを聴きに来た”お客さんではなく、不特定多数(少数??)の、オペラの“オ”の字も知らないような人も見に来る可能性が非常に高いのです。そういったお客さんは大抵、“オペラ”と聴くと敷居を高く感じたり、高尚なものと捉えたり、あるいは太った男女が特殊な大声を張り上げて歌って芝居するもの(確かに私は太ってますが・・・ショックショック)と妙な先入観を持っている人がかなりいると思われます。そんなお客さんに、オペラに対する興味、関心を心の片隅にでも抱いてもらえる事ができるなら、これこそ嬉しいことは無い。私の歌を聴いたところで、感動してもらうことは出来ないかもしれないけれど、“まぁ、なかなか面白かった。今度はちゃんとした、もうちょっと上手い人で聴いてみようかな?”とかオペラを愉しむきっかけ、踏み台としてこのコンサートが出来るなら、それこそ幸せ!と思っています。そのためには、オペラにはきちんと物語のある、歌で演じられる芝居なんだ、という基本的なところをまずは押さえて欲しい。ですから、実質的にはアリアや重唱のコンサートチックなものになってしまったとしても、一本の筋の通った物語として理解できるような構成にしたかったのです。そして、その作品はお客さんがわかりやすく、入りやすいものでなくてはならない。
 そこで熟考した結果『愛の妙薬』をやろう、と考えるに至りました。丁度友人の結婚披露宴でも余興で二重唱を歌う予定でしたし、とっても素晴らしく、そして面白い訳詞(以前、歌わせていただいた訳詞です)も手元にある。お客さんにオペラの筋を知ってもらうためには日本語でやらないとダメだし、その歌う日本語もお客さんの耳にすんなり入り、しかも心に残るものでないとダメ。そして、歌っている日本語がなんと言っているかお客さんに理解されないとダメ・・。早速、このブログでもご紹介した事のある、この訳詞の作家M様に訳詞の使用許可をいただきご快諾いただきました。お客さんに日本語が聞き取ってもらえるかどうかは、実際お客さんに伺ってみないとわからないことですが、私としては、“オペラを知るきっかけ”づくりをしてもらいたいと思っているので、いつにも増して、言葉に気を使いながら歌っているつもりです。そうすると面白い事に、言葉の彩がいろいろと見えてくるんですね。もう、そうなると言葉を音楽にのせるだけで、可笑しいというか、ハマってしまうんです。人にも少しは愉しんでもらおう、と思うと同時に、自分も歌うこと、この作品に触れている事、この歌詞を歌うことを物凄く愉しんでいるんですね。「まず、自分が歌うこと、オペラを愉しむ」。些細な事ですが、私の理想の形のひとつです。

 さぁ、で、この『愛の妙薬』をやるためには最低、歌い手は3人いないと成り立たない。ニセ薬「愛の妙薬」をはさんで恋仲になる青年ネモリーノと村娘アディーナというテノールとソプラノの役のほかに、この薬を売りつけたニセ薬売り(?)ドゥルカマーラがいないと聴きに来た人に話のエッセンスが伝わらない・・。
 やってくれそうな人が見つからなければ、最悪ネモリーノとアディーナのみ。私がテノールを歌えばよい、と思っていましたが、まずは、私がドゥルカマーラ、かみさんがアディーナということで、ネモリーノ探しをすることとなりました。
 さて、誰にお願いしよう・・。そうして、私達が白羽の矢を立てたのが、ジークフリートが大好きなKomiちゃん。Komiちゃんは私が辞めたオペラ団体で一緒に活動していた人で、今ではその団でなくてはならない存在。なんと入団当初は、カラオケ団体と勘違いして入団。しかし、その後ハマってしまったという人。以前、私が『こうもり』をやろうとした際にソリストをやってもらえないかとお声をかけたときには「俺はオペラを歌うことに興味があって活動してるわけではない」と断られた事があるのですが、いつの間にか、どっぷりとハマってしまい、今では積極的に歌っていますし、いろいろ見たり聴いたりもされているようです。大酒飲みで毒舌家、それでいて面白く気遣いが細やかなので人に好かれるし頼りにされています。そして何より根がマジメ。歌の方は、楽譜が読めないし、声の方はよく言えば特徴のある、悪く言えばクセのある声。しかも人一倍大きい。
 依頼するにあたり期待半分、不安半分で正直言うと多少躊躇もしました。「音取りに時間がかかるんじゃないか?」「ネモリーノのような叙情的な歌も歌うような役が出来るか?」「依頼したところで断られるのがオチじゃないか?」などなど、様々に不安がよぎりました。でも、近年のKomiちゃんの物凄いやる気と、まさにオペラの“オ”の字も知らないところから、ここまでオペラに興味関心を持つようになってくれた、そのKomiちゃんの思い、歌こそが、同じくオペラの“オ”の字も知らない人の心を動かす事が出来るのではないか?そう思ったら、ダメもとででも依頼してみようという気になり、早速依頼メールをっ・・。
 するとどうでしょう!その日の晩、すぐに快諾のTEL。しかも飲んでてちょっと気持ちがよくなっている。
 後でわかった話ですが、komiちゃん、このオペラの最も有名なアリア「人知れぬ涙」がTV「題名のない音楽会」で放送されていた時に録画して密かに勉強しようとしていた時だったらしく、お願いしたタイミングも良かったみたいです。その後、少ないながらも何度か練習。komiちゃんは楽譜が読めないので、当然聞き覚えで音を覚えてくるわけですが、聞き覚えですから細かい音やリズムの間違いはあったとしても、ほぼ完璧な形で取ってくる・・。しかもレチタティーヴォまできっちりとってくるのですから、その努力やるや大変なものだったと思います。しかも練習するほどに、その間違い部分も修正してくるし、特有の奔放すぎる歌い方も神経を集中してきちんと修正する。そしてなにより、ああやって歌ってみたい、こういう風に表現したい、という意欲が物凄く強い。だから、練習中でも、バンバンとその表現をぶつけてくるのです。ですから相手をしているこちらもついムキに・・、でなくて、めいっぱいの表現で受け返しをします。ですので、1回3時間程度の練習ですが結構クタクタ、喉ヘロヘロ状態・・。「少し抜くところを考えねば・・」なぁんて練習のたびに言っている3人ですが、言うだけで、いつも抜けないんですね・・。まだまだまだまだ未熟の熟です・・・。ショック
 それでも練習するだけの成果は出てきたかな。かみさんも高い音やころころ転がすような歌は苦手だといいながらも、ここのところすっかり声も安定。本人は一生懸命、大変な思いをして歌っている、辛い、とよく言いますが聞き手からすれば、つらそうに歌っているようには聴こえない。安心して聞いていられますし、私も歌っていて辛い箇所や失敗する箇所を発見できそこを修正できるなど、当初よりはよくなってきている・・??かなっ、と思います。そして何より、みんな、この曲、自分の歌う役柄に親しみを持ち、楽しく歌うことが出来ているという事がなによりの収穫。あとは、お越しいただいたお客様にどれだけ楽しんでいただけるか?それが目標です。

 本当は我が息子ジークフリートの、本当にびっくりびっくりするくらい歌っている「愛の妙薬」もお披露目したいところなんですがうっしっしそれはまたの機会というところで・・

 歌もそんなに上手じゃないし(特にわたしなんぞ、花粉症でボロボロ・・)、舞台装置などもないので中途半端なオペラ演奏は否めませんが、もし、もしも、お時間があって、お暇な方で、お近くの方、そして物好きな方がいらっしゃいましたら、足をお運び頂き、屈託のないご意見をいただけたら、なぁんて思っています。なにとぞよろしくお願いいたします。スマイル目がハートウィンク

 日時:平成19年3月10日(土)13時および15時(賞味1時間程度です。)
 場所:松戸青少年会館(JR常磐線または武蔵野線新松戸駅より徒歩10分位)
 青少年会館 アートパフォーマンスまつり 「劇団 奇想天外」の発表ブースで行います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 4, 2007 12:40:00 PM
コメント(10) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X