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2008.03.16
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カテゴリ:ピスト(完)
 昨日はフレームが決まって朝からフワフワした気持ちで過ごしていたoyajiです。予定では今日にもフレームが届くはずです。いや~待ち遠しい。


 こんだけブログでピストピストと騒いでいますと、ここに訪問してくださる皆さんも、嫌でもピストについて知識を得てしまうというお節介な状況になっております(笑) 

 巷ではいろいろと評判の悪い部分も聞くピストですが、「楽しい自転車」の一つでもありますのでもうちょっとお付き合いいただけたらと思います。

 ピスト話だけではうんざりでしょうから、今日はちょっとロードやクロス、MTBに共通した話題から(笑)


*****

 シングルなママチャリを除く多くの自転車には変速機が付いています。

 変速機には「内装」「外装」と大きく2種類ありますが、後輪にサザエみたいな歯車の山が付いているのが「外装」で、一部の高級ママチャリについている3段変速やモールトンなどの超高級自転車など後輪ハブに変速機構が収まっていて外側からは判別不能なのが「内装」です。

 外装変速機(リアディレイラー)を装備する自転車は、シフトをするたびにスプロケット(サザエみたいな歯車の山)の小さい歯車と大きい歯車の間をチェーンが行き来するため、チェーンのたるみを取る機構が必要になります。

 ギアを大きくすればそれだけ長いチェーンを必要とし、逆にギアを小さくすればチェーンは短くて済みます。

 つまり、大きなギアから小さなギアへチェンジするとチェーンは余るわけです。このまま放っておけばチェーンは大きく弛んで暴れてしまい、やがて外れてしまいます。

 このたるみを取るために、ディレイラーにはチェーンのテンションを調整する機能が備わっています。

 ディレイラーの下方に伸びる腕(ゲージ)とその両端に付いている小さな歯車(プーリー)がその役目を持っています。

リアディレイラー.jpg
ちょっと真面目に描いてみましたが、マウスのせいですよ、マウスの。

 一般的に腕が長ければ(ロングゲージ)調整できるチェーンの長さも長くなります。つまり大きい歯車と小さい歯車の歯数差を大きく出来ます。ディレイラーが吸収できる最大歯数差を「キャパシティー」と呼んでいます。

 フロントにもディレイラーが付いている場合は、フロントのギアの歯数差も計算に入れなければいけません。「トータルキャパシティー45」という表記であれば、フロントの最大歯数差+リアの最大歯数差の合計が45まで対応可能と言うことです。



 で、今日はディレイラーのキャパシティの話ではありません(笑)

 いよいよ組立が決定したピストのお話です。

 ピストはディレイラーが無いシングルバイクですので、当然このようなチェーンのたるみを吸収する機構はありません。ママチャリと同じです。

 チェーンは自転車を漕ぐことによってトルクを掛け続けられ、段々と伸びてきますから最初はピンと張っていても次第に緩んできます。

 チェーンカバーつきのママチャリが「ガシャンガシャン」音を立てて走るのをたまに見かけますが、あれはチェーンが伸びてチェーンカバーの中で暴れて、カバーの内側に当たっている音です。

 カバーが無いとたちどころにチェーンが外れますね(笑)

 ピストの場合、チェーンの張りを調整するために、後部のホイールを噛ませるエンド部分がロードのそれと大きく異なっています。

リアエンド.jpg
上がピスト、下がロード

 ロードはディレイラーをつけるハンガーが付いています。更にホイールのアクスルをはめ込む部分が丸くなっていますね。

 ピストはアクスルをはめる部分が水平に長くなっていて、前後に動かせるようになっています。

 この前後幅の移動でチェーンのテンションを調整するわけです。

 従って、後輪は簡単に前後しないように、しっかりとエンドに固定してやらないと、トルクをかけているうちに前方へ引き込まれてしまい、チェーンが弛んでしまいます。

 ですからロードのようにクイックで固定するのではなく、ボルトでしっかり固定します。

 で、このボルトを緩めたり締めたりする工具がボックスレンチなんですが、ロードでは通常不要なツールです。従って私も携行用のものは持っていません。一般工具として長い柄付きのメガネレンチならありますけど、オシャレじゃないですよね。



 で、WEBを探してみましたら街乗りピストで有名なSURLYが、こんなのを出していました。

jethro-tule.jpg
 国内でも普通に出回っているみたいです。

 それにしても片側が「栓抜き」になっている意味がワカリマセン(笑)



 で、後輪をナットで締めて固定するわけですが、これがそうそう簡単にはいかない訳です。チェーンで引っ張られていると云う事もあって、締めたいところからちょっとずれて締まってしまう事が多い・・・と。

 要は、最後に「キュッ」と締める時にスッとずれるのだそうな。微妙にズレて締まると、ホイールやハブに無用な力が掛かって寿命を縮めてしまうそうです。

 で、ハブとフレームの間に「チェーン引き」というパーツを噛ませるのだそうです。ピストのエンド幅が123mmという中途半端な値なのも、このチェーン引きの厚みを考慮してのことだそうです。

 「最近はチェーン引きを入れない人が多い」とピストフレームを紹介してくれた人が言っていました。「絶対入れたほうがいいよ」とも。


三ヶ島はちょっと高すぎ。NJS認定にこだわらなければ2000円位で普通に売ってます。

 これをリアエンドの後ろから入れて、アクスルを噛ませて後ろから引っ張ります。

 これも同じくSURLYから出ていましたが・・・・

Surly.jpg

栓抜きを兼ねているのだそうで・・・・・(爆)

 どういうメーカーなんだろ(笑)

 とりあえず、普通のを買おうと思います。





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Last updated  2008.03.16 06:18:14
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