カテゴリ:ピスト(完)
無理やりリアを広げるという暴挙で解決したつもりが、「やっぱりフレームにとっては想定外の負荷だよなあ」と一抹の不安が膨らんで、根本的解決方法を考え始めたOyajiです。
一歩進んで一歩下がる・・・・前進してないです(爆) ↑確かに宙に浮いて見える(笑)でもCGなんかじゃないですよ。 完成はまだまだ遠い所ですが、試行錯誤の中で前進と後退を繰り返しながら少しずつではありますが完成への道を進み始めてはいます。 さて、今回はシートポスト(シートピラー)の話です。 サドルの下にある棒のことです。 最近のロードでは専用のものを採用している場合もあり、盗まれるとかなり痛い部分です。そのくせシートクイックで簡単に抜いたり出来るので、専用の鍵もあったりします。これじゃ軽量化の意味なしですね(笑) Oyajiが入手したフレームはシートポストが付いていませんでした。 このままだとサドルが付きませんので、別途入手しなくてはなりません。 シートポストはその材質、形状、価格がピンキリで、1,000円程度のものから数万円まで様々です。 そのあたりはサイフと相談して決めればいいのですが、シートポストを選ぶ上で最も重要なのがサイズ(シートポスト径)です。 自転車屋さんでシートポストを売っているコーナーに行きますと、安い銀色のシートポストがまるで「エノキ茸」のように固まって陳列されています。 「うわー、こんなにたくさんあるってことは、よっぽど売れているのか?」 そんなわけはありません(笑) シートポストなんてそうそう売れるものじゃないです。 例えば皆さん、自転車を購入されてからシートポストを買い換えましたか? あっても1回ですよね。それも結構高価なやつ。 1,000円台クラスのどうでもいいようなシートポストなんて、Oyajiのように安パーツで一から組むので無い限り、あまり需要は無いと思います。 では、なぜ「エノキ茸状態」なのか。 それはサイズがやたら多いからなんです。 小は25.4mmから大は31.8mmまで、一般的なものでもこれだけあるのです。 25.4/25.6/25.8 26.0/26.2/26.4/26.6/26.8 27.0/27.2 28.6 29.0/29.2/29.4/29.6/29.8 30.0/30.2/30.4/30.6/30.8/30.9 31.4/31.6/31.8 シートポストを侮ることはできません。たとえ0.2mm違うだけで、太ければ入らないし細ければストンと落ちてしまいます。ママチャリだと結構イイカゲンなつくりが多く、シートチューブの内側の面取りもやっていないのであまり神経質になる必要は無いですが、フレームが精巧なものほどシビアです。 <注>サドルをシートポストごと盗難にあって、買い直そうとしたらポスト径が解らないなんて事にならないように、ご自身の自転車のシートポスト径は覚えておいた方がいいですよ。シートポストに刻印されているはずですから。 シートポストが細い場合、シートクランプで多少は締め付けられますが、結局シートチューブの中で先の方が暴れてしまい、まともに使うことが出来ないのです。 そういう場合は「シム」と呼ばれるアダプターで調整しますが、「どうしてもこのシートポストを使いたい」という場合以外はできれば使いたくありません。 シートポストを入れる入り口だけをノギスで測るのもアテになりません。チューブの内径が奥の方で細くなっているかもしれませんし、その逆かもしれません。 自分の自転車のシートポスト径が解らないなら、代替品を買うことすらままならないのです。 Oyaji Specialは最初からシートポストが無いので、サイズは不明。 ではどうするか・・・・ フレームを持ち込みます(笑) で、「エノキ茸」の前に陣取って、片っ端から差し込んでいきます(爆) 休日の、しかもセール中の店に居た多くのお客さんの好奇の目に曝されながら、やっと見つけ出しました。 27.0mmでした・・・・・最も一般的なサイズ(爆) ここはとりあえず一番安い銀色のシートポストを購入。 色つきも考えたのですが、ここをうるさくすると全体的に重く感じる気がしますので、まずは銀色でいきます。後々どうなるか解りませんけど(笑) あとはハンドル・ステム・クランク・ペダル・チェーンリング・コグ(小ギア)・チェーン・ブレーキ・・・・・・・先は長いです。 さらにリアの負荷も取り除いてやるつもりです。 まだまだ先は長いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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