大きな揺れが続いている。

　昨夜も各地で震度5～6の大きな地震があった。

　これだって普通なら大きな騒ぎになるであろう大きな地震なのに、もう慣れてしまって慌てた様子も無い。「あ、また来た」程度になってしまっている。

　もう3年も前の話ですが、両国の震災博物館に散歩で行った時のことを思い出した。

　関東大震災での貴重な教訓を今に残す施設の一つ。

　ここを訪れた時、いつかまた起こるであろう避け得ない震災に対して自分がどういう心構えで臨むべきかを考えさせられたものだった。

　あれから3年・・・



　日常生活の中で、防災を意識した行動をとっていただろうか。

　今回はたまたま被災地から離れていたけど、それでも家の中は色んなものが散乱している現実。これは日頃から整理整頓していない証拠か。

　家具や自転車が倒れたりはしなかったものの、棚の上のものが落下し散乱したのはあまり感心しないよね。コンセントも挿しっぱなしだったし、タコ足配線は当時から変わってないし。

　仕事ではそれなりにやっているつもりの危機管理も、肝心の日常生活では全く進歩していなかったのかも。

　阪神淡路のときもそうだった。被災地の様子をTVで見て「大変だ」っていう思いの裏にはいつも「自分のところじゃなくて良かった」っていう安堵感を感じていたんだろう。

　いつも大きな災害の直後は色々と考えるくせに、喉元過ぎれば・・・・だ。自分は当事者じゃないという思いがそこにはあるんじゃないか。「ここは大丈夫」なんていう何の根拠も無い安心感があるんじゃないか。

　コンビニのカラッポになった棚を見て、なんとなくそんな事を思ったり。