|
テーマ:食べ物あれこれ(50345)
カテゴリ:カラダ
中国には古くから「医食同源」、すなわち人間の健康は食べ物で決まるという考え方があることはよく知られています。そのひとつに五色(青・赤・黄・白・黒)で食べる薬膳料理もあるそうです。つまり、いろいろな色の食品をバランスよく食べることは、健康を維持していく上でも重要なことのようです。その一例として、今回は現代人に不足しがちな栄養素の代表であるビタミンと色の関係をみていくことにしましょう。
一般的には、黄の食品にはビタミンAが、黄と緑の食品にはビタミンCが、黄とオレンジの食べ物はビタミンAとCが多く含まれています。もう少し詳しく説明すると、現在13種類あるビタミン類は、食品の色によっておおまかに分類することが可能です。 ビタミンAを含んでいる食物は黄と緑、ビタミンB1は緑、ビタミンB1 ・B2・B6は赤とオレンジ、ビタミンB12は赤、ビタミンCは黄、ビタミンDは紫、ビタミンEは赤、ビタミンKは藍といった具合です。 ビタミンAは動物性食品にも多く含まれていますが、体内でビタミンAに変化するベータカロチンは緑黄野菜に多く含まれている色素で、ニンジンやカボチャなどにあります。ただ赤い野菜がすべてベータカロチンを含んでいるわけではなく、トマトの赤はリコピンと呼ばれる色素で、このリコピンにはガンや老化の原因になる活性酸素を除去する働きがあるといわれます。 合理的な考えをするアメリカでは、ビタミン類をビタミン剤で摂取する傾向が強く、そうした風潮が日本にも浸透しつつありますが、できれば色とりどりの食品で美味しくとりたいものだと思います。 (参考文献) 「色の秘密」 野村順一著 ネスコ発行・文藝春秋発売 (2005年07月15日 読売新聞より) 食卓は色を意識し、何色あるか数えてみましょう!なんて作る立場になって見ろ(tt;)っ感じですよね。赤ピーマンと緑ピーマンの栄養素の違いってあるのでしょうかね~。やっぱり赤はにんじんが自然ですかね・・・なんて買い物の時に意識していれば意外と苦痛の買い物も楽しくなるかもしれませんよ。ちなみに我が家は僕が炊事担当なので作る人の気持ちはよ~くわかります!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 15, 2005 01:11:29 PM
コメント(0) | コメントを書く
[カラダ] カテゴリの最新記事
|
|