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カテゴリ:アメリカで出会った味
ずっと前から食べてみたかったGyroを食べに、昨日ようやくギリシア料理店へ行ってきた。
ギリシア料理に何となく興味は持っていたものの、ギリシア料理店へ足を運ぶタイミングやきっかけがなかなか掴めないでいたが、『よし、今度こそ食べに行くぞ!』と強く思うようになったのは、映画『マイ・ビッグ・ファット・グリーク・ウェディング』を観てからである。 ほのぼのとする映画でなかなか面白く、映画を観終えた後はギリシア・ワールドに触れたいと思ったほど、、、。 劇中、食べ物を食べるシーンが多かったのも特に印象に残っているが、その所為か、私の『ギリシア料理食べたい病』はかなりの速度で進行して行ったのである。 さて今回取り上げるGyroとは、ピタパンを使用したギリシア風サンドイッチの事で『調理した薄切り肉とレタス、トマト、キュウリとヨーグルトのソースで作る』(英辞郎 on the web http://www.alc.co.jp/ より)一品である。 Gyroという名は、アメリカではガイロ、ジャイロ、イーロ、イーロー、ギーロなどと呼ばれたりする事もあるので、正確な発音の仕方が分からず注文する時に困ってしまったのだが、ギリシア語ではヒーロと、ヒを摩擦音で発音するのだそうだ。 メニューを眺めている内に気になった料理が他にも幾つかあり、これはどういった料理ですかなどと一品一品を指差しながら色々質問した挙句、結局GyroとGreek coffee(グリーク・コーヒー/ギリシア珈琲)を頼むことにした。 Gyroにも色々種類があるのか、羊肉をミートボールにしたものもあるのだそうだが、私のGyroには牛肉と羊肉がミックスされたロースト肉のスライスが何枚も入っており、トマト、きゅうり、玉ねぎ、レタスも一緒に、ピタパンでくるまれていた。 これを側に付いてきたtzatziki sauce(ザジキ・ソース:ヨーグルトときゅうりのディップソースでにんにくや香辛料などで味付けされている)をかけて頂くのだが、これがまた最高で、特に暑い夏にはもってこいの一品ではないかと思う。 すっかりGyroのとりこになってしまい、あっという間に平らげてしまった所で、次はGreek coffeeの番である。 テーブルに運ばれてきた瞬間から、強烈な香りで自己主張をしていたそのコーヒーには少々戸惑ってしまったのだが、目の前で『まったく、、、。よくこんな臭いコーヒーを注文したもんだよ。』と迷惑そうに言い続ける夫の手前もあり、わざと涼しげな顔をしながら口に運んでみる事にした。 第一印象はというと、砂糖はたっぷり入っている筈なのだが、ブラックコーヒーとは比べ物にならないくらいの濃さにはさすがにビックリしてしまった。 まさに、徹夜族には太鼓判つきでお勧めしたい目覚ましコーヒーである。 しかも、底にコーヒーの粉が沈殿している様にはまたまた吃驚。 直径4センチ、高さ3センチほどの小さな小さなカップに入っていたのに、最初は飲み尽くすのもやっとという具合であった。 沈殿物はさすがに残したが、飲み終えた頃にはまるで中毒にかかってしまったと思うくらいに、またGreek coffeeの刺激を味わいたくなったから不思議である。 こうしてGyroに虜になり、Greek coffee中毒になってしまった私は、きっとまたギリシア料理店へ舞い戻るのだろうな、、、。 (豆知識) *Greek coffeeで占いが出来るのだそうだ。 飲んだ後にカップをソーサーの上で逆さにし、底に残った粉が作った模様を見て判断するのだとか、、、。私もやってみたのだが、何の形かも判断出来なかったのは残念。Greek coffeeを飲み続ければ通になるかも!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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