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カテゴリ:メキシカン・アメリカンな味
アメリカにいると、10月末から気持ちが何だか忙しくなるような気がするのだが、それはきっと10月の末から1月まで行事続きだからだと思う。
例えば、10月の末にはハローウインがあって、近所の子ども達に配るキャンディーを沢山購入したし、去る火曜日はベテランズ・デーで、午前11時に黙祷を捧げ、近くに住むベテランの方々に敬意を示した後、不届きながらベテランズ・デーセールに飛びつきショッピングに明け暮れた。 そして今、今月末の感謝祭に向けて色々準備をしているところである。 まあ準備といっても、今年のご馳走は何にしようかとレシピを選んでいるだけなのだが、インターネットや本でレシピを探していると、あれもこれも作りたいと思い初めて迷いに迷い、結局、感謝祭間際で人込みの激しいスーパーへ駆け込むのがオチだったりするのだ。 今の所、購入確実のアイテムはというと、七面鳥とヤム(「ヤマノイモ科ヤマノイモ属で、いもを食用とするため栽培される植物の総称。熱帯に十数種ある。熱帯アフリカの多雨地域で主食とされる。ヤムイモ。」~goo 辞書/三省堂提供「大辞林 第二版」より引用。)くらいだが、ヤムは毎年決まって我が家の感謝祭メニューに登場する。 その名もずばりCamote en Tacha (カモテ・エン・タチャ)で、いわゆるヤムの砂糖煮だ。 まず1600~1650グラムのヤムを2~3等分に切り、2リットルの水に入れ、沸騰させる。 ふきこぼれを防ぐ為にも、深鍋を使った方がいいだろう。 ちなみに私は6リットル鍋を使用している。 そして水がぐつぐついうようになった時点で、Piloncillo(ピロンシヨ:三角錐形の黒砂糖。)を2つ加え、蓋をし、とろ火にする。 それから、約1時間半くらいコトコトとじっくり煮、ヤムが柔らかくなっているのを串刺しで確認してから、中火にする。(蓋は開けたままでよい。) 砂糖水がシロップ状になった頃(約20~30分後)に火を止め、出来上がりだ。 皿に出す時には、ヤムの上からシロップをたっぷりかけて出すと良い。 私の夫が感謝祭恒例のパンプキンパイが苦手なので、うちでは代わりにこのヤムの砂糖煮を出しているが、彼の母の味だけあっていつも喜んでくれる。 温かいまま食べてもいいし、冷蔵庫で数時間ほど冷やして、シロップに冷たい牛乳を加えて混ぜて食べてもよし、、、温かくても冷たくても美味しい所が魅力だ。 こうして書きながらふと思ったのだが、今年の感謝祭メニューは七面鳥とヤムの砂糖煮のみにしようか、、、。 というのも、感謝祭の後には数多くの店々で感謝祭セールなるものが催されるからである。 たらふく食べた感謝祭の翌朝にスタートするのだが、毎年お腹が重すぎていつも行けないでいるのだ。 今年は早めにとりかかったホリデーショッピング(クリスマス・プレゼント購入)も、あと1個のプレゼントを買うのみ、、、。 感謝祭セールで何とか済ませたいと願いつつ、夫が“2品だけの感謝祭メニュー”を承諾してくれるかどうかにかかっている。(きっと猛反対されるだろうが、、、。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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