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カテゴリ:アメリカで出会った味
Thanksgiving Day(サンクスギビング・デー:感謝祭)もいよいよ明日、、、。
その前日の夕方ともなると、下準備や買い物などで忙しくしている方々を近所で見かけたりする。 本来ならば、私も今頃は下準備に追われている筈なのだが、今年はゲスト無しで過ごすという事もあり、かなりゆったりとしている。 プラス、やはりゲスト無しという事で今回は丸ごとターキーを取りやめにし、代わりにターキーのドラムスティックを数本買って調理する事にしたので、下準備もそんなに時間を取らないのである。 、、、という事で今夜はターキーについてちょっとお話してみようと思う。 ~ディープフライドターキー VS.ローステッドターキー~ 感謝祭と言えば何故か、オーブンから登場するローステッドターキー(Roasted Turkey)を思い浮かべてしまうのだが、実はディープフライドターキー(Deep Fried Turkey)なるものもある。 なんでも、アメリカ南部ではかなり前からポピュラーだったそうで、アメリカ南部以外の地域にも浸透していったのはここ数年の事だそうだ。 油がたっぷり入ったかなり深い鍋にターキーを入れて揚げているシーンも、テレビ番組などでちょくちょく見かけるようになったが、庭先で揚げている様子は何とも楽しそうである。(庭で揚げる事は鉄則!) 南部出身の知り合いによれば、ディープフライドターキーは外がクリスピーで中はジューシーさが残っているのでより美味だし、それ以前に、調理中のスリルが何とも言えないのだそうだ。 私も一度試しに作ってみようと思ったのだが、ディープフライドターキーを調理している時に火事が発生したなどというちょっと怖いニュースもこの時期になると必ず聞くし、4~7キログラムもあるターキーを油鍋の前で約45分~1時間も相手にするのは私のような小さい人には難しいような気もするのである。 いつかきっと、夫が料理する気になった時にでも手を借りて、ディープフライドターキーに挑戦したいものだ。 一方、ローステッドターキーの人気がまだまだ高い事も忘れてはならない。 スタッフィング(Stuffing:詰め物)をターキーにたっぷり詰めてオーブンで焼くとキッチン中にいい香りが漂うが、その瞬間、今日も美味しいものを食べられるという幸福感までもが込み上げてきたりする。 スタッフィングにも色々種類があり、コーンブレッドスタッフィング(Cornbread stuffing)にアップルソーセージスタッフィング(Apple-sausage stuffing)、チェストナッツスタッフィング(Chestnut stuffing)などここに並べてもきりがない程様々な種類がある。 ターキーが生のうちにスタッフィングを詰め込むのは衛生的にも良くないと聞いた事があるので、うちではターキーが焼けてきてから鍋で予め調理したスタッフィングを詰めて、オーブンに戻し入れて焼き上げるのだが、オーブンからの匂いには鼻も宙を舞ってしまうほどだ。 ディープフライドターキー にしろ、.ローステッドターキーにしろ、私には甲乙がつけ難い選択だが、皆さんはどちらが好みだろうか。 何はともあれ、どうぞ良い感謝祭を、、、! 後記: アメリカ農務省(USDA)によると、毎年約2億匹以上の七面鳥が育てられ、感謝祭に食べられる七面鳥の数はなんと4千5百万匹にのぼるそうだ。 そしてクリスマスには2千2百万匹、イースターには1千9百万匹もの七面鳥が食卓にのるのだとか、、、。 参考HP: * The National Turkey Federation “A Deep Fried Delicacy: The How-To on Deep Frying Turkey”(ターキーを揚げている写真が右下の方にあります。) http://www.eatturkey.com/consumer/cookinfo/fryturk.html *National Turkey federation "Turkey history & Trivia" http://www.eatturkey.com/consumer/history/history.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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