2月に読んだ本 18冊
もう明日から3月だあ~うちじゃ、毎年けっこう寒い時期からうぐいすが鳴くんですけど、今年はこんなにあったかいのに、まだ声が聞こえません。年々少なくなってるなあとは思ってたけど、今年も来てくれるかな?さて、今月読んだ本は、18冊になりました。いつもより多いけど、軽くてすぐ読める本が何冊かあったからね。★「孤宿の人」宮部みゆき★「羊からの贈りもの」広瀬光治★「明日の記憶」荻原浩★「受精」箒木蓬生★「打ちのめされるようなすごい本」米原万里★「奇食珍食」小泉武夫★「秘密の花園」バーネット★「イン・ザ・プール」奥田英朗★「彼女のこんだて帖」角田光代★「アイムソーリー・ママ」桐野夏生★「死の泉」皆川博子★「おなかがすく話」小林カツ代 小林カツ代さんのお料理は、目からウロコが落ちる新工夫がいっぱいで、大好き。 エッセイも期待して読んだんだけど・・・ 本人はお腹をかかえて笑える話と信じて書いておられるようですが、 残念ながら、空回りでした。★「ひとり日和」青山七恵(文藝春秋3月特別号) 思ってたより短くて平易な文章。 金原ひとみさんのときのような鮮烈な印象はなかったです。 家の中から駅のホームの端っこが見える場面が、何度も出てくるけれど、 なんとなくテレビドラマのシーンみたいだなあと思いながら読んでいたら、 終わり方も、いろんなことがパタンパタンと箱をたたんでしまうように、 きれいに片付いてしまって、ここもテレビドラマみたいです。 この本には柳田邦男さんの「新・がん50人の勇気」というレポートがあって、 その中に米原万里さんのことも出ていました。 彼女の妹さんの証言は、胸に迫ります。★「家族趣味」乃南アサ この頃、毎日のように残忍な事件が日本のどこかで起こっていますね。 現代人はどんな狂気をかかえているんだろう・・・ っていうような恐ろしさを、具体的にしたような短編集でした。 普通の人の中にこんな人がまじっていて、普通の生活を送っているんだ。★「作家は編集者と寝るべきか」内田春菊 タイトルと表紙イラストの吐息が聞こえそうな色っぽさにひかれて読みました。 中身は、割とまじめでしたけど。 どうしてこんなタイトルにしたんだろう。 表紙だけで買う気にさせようっていう魂胆、みえみえじゃない? 内田春菊さんって、知らなかったけど漫画家で小説家で女優で歌手なんだって。 直木賞と芥川賞の候補になったこともあるそうです。 他のも読んでみようかな、と図書館に予約中です。 ★「ツレがうつになりまして」細川てんてん 夫のうつ病のことが、カラッとしたタッチのまんがで書いてあります。 とってもいい本だと思った私は、うつ病の娘に読ませちゃった。 娘は、ちょっと読んだだけで「疲れた」と放り出し、落ち込んじゃった。 やっぱり娘には受け止められなかったというか、刺激が強すぎたみたいです。 あー失敗失敗。軽率だった。私まで、自己嫌悪で落ち込んじゃったよ。★「ドクトルまんぼう回想記」北杜夫★「ミーナの行進」小川洋子 この2冊はどちらも読み終わったんだけど、感想文が間に合いませんでした。 いつも、読んだ後、2,3日おかないと感想が書けないんです。 パンと一緒で、ベンチタイムが必要なんだ。 だから、感想文はこの次ね。