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カテゴリ:わはは
子パンダ15歳。
このところ毎日のように昔のブログを読んでくれとせがまれる。 子パンダが出てくる日記を探して、ゴロリと二人で横になって読む。 私も子パンダもすっかり忘れている出来事もあれば 「あ!それ覚えてる!」 と子パンダが反応する出来事もある。 私は何一つ覚えていない、に近い この春、お世話になった外国人センターを辞めて、今はのんびり家にいる。 センターを辞めなくては…と思うようになったのは、ここ1,2年のことだ。 もう新しい業務についていけない。 人の名前も担当した案件も覚えていられない。 耳も遠くなった。 元々電話は苦手だったが、相手の住所と名前を5回聞き返して それでも聞き取れず、隣の先生に替わってもらったことがあり、 それが決定打だった。 辞めるまでに1年くらいかかった。 私がいくら 「もう年で何も新しいことが覚えられないし、 一つ一つ先生に聞かなくてはならないし、 皆さんに迷惑をかけている」 と言っても、先生方は 「あら、それは〇〇さん(ベトナム人)も△△さん(カンボジア人)も同じよ。」 「え?でも奥さん、仕事にはなにも支障をきたしてないわよ??」 とおっしゃり、引き留めて下さったためである。 ありがたいのだけれど、惜しまれるうちが花よね。 いまだに何か催しがあると誘ってくれるし、 お手伝いするとバイト代も振り込まれてるので申し訳ないくらいなのだよ。 あら、話がそれたわ。 子パンダよ、子パンダ。 自分が登場するブログを読んでからというもの、 ここ数日、毎日のように 「ねえ、今日、私のこと書いた?」 と聞いてくる。 書いて残すほど特別なこともなく過ごしているので 「ないよ。」 と答えると、ちょっと残念そう。 ごくごく普通の日々なのだ。 そしてようやく先週の土曜日。 外出先から戻る途中、玄関の鍵がないことに気づき子パンダに電話。 「子パンダ、家にいる?もうすぐ帰るから、玄関開けて~」 「え~、今、友達のとこでテスト勉強してるんだけど。」 「そんな~~~どこ?近所?」 「〇〇コーヒー」 友達のお母さんが近所でお店やっているそう。 「え~困るわ~、悪いけど6時までに帰ってきて~」 とお願いして、先に玄関前で待つ私。 3分ほどして子パンダが帰ってきた。 「どうしよ、お母さん、あたしも鍵ないのよ。」 「え~~~~~~~~?!」 「大丈夫、ドアの上のすき間から入るから。」 ????? 無理だろ、無理、無理。 ずっと前に同じように鍵を忘れて、 子パンダの友達で陸上やってる細い細い女の子が一度、 ドアの上のすき間から内側に入って開けてくれたことがあったけど。 でも、子パンダの体の幅では・・・・・ と、言おうかどうか迷っているうちに、 子パンダのたくましい足が階段の手すりにかけられた。 ああっ、折れませんように・・・・・ 子パンダの足ではなく、階段の手すりを心配する奥さん。 ちょうど、走り高跳びの棒をベリーロールで飛ぶような恰好になっているよ!!! ドスッ。 と音がしたような気がした直後、ガチャリとドアが開いた。 「あ、あ、ありがとう・・・でも、もうやらないでね。」 ということがあって、その後は毎日 「ねえ、鍵の話、書いた?書いた?」 「書くよ、書く、書く。」 「今日は書いた?」 「ごめん、まだ。」 というのが続き、ようやく今、書いているのだよ。 今はようやく思春期の反抗期も落ち着き、また平和で平凡な日々だけど 2年くらい前は子パンダの思春期と奥さんの更年期のぶつかり合いで それはそれはハゲしかったわ~。 パンのボランティアで一緒になるパクさんが 「親が夫婦仲良くて、まともなら、よほどのことがない限り 一時的に荒れることはあっても、道を大きく外れるようなことはないって うちの娘が思春期の時に誰かに聞いて、ちょっとほっとしたことがあったよ。」 と言ってくれて、私も少し樂になったんだけど 一体、いつまで続くの~~~~?と思ってたら 不思議ねえ、ホルモンのなせる業って。 憑き物が落ちたように嵐が過ぎ去っていたわ。 よかった。 長いトンネルにも出口があって。 後は残り2回の校内試験を無事そこそこの点数で終えてくれたら 春から高校生活が待っている。 春の面談の時、担任の先生がおっしゃっていた。 「まあね、子パンダ、どちらかというとズボラというか まめまめしくないというか、そんなタイプですから 朝早く起きてバスに乗って遠い学校まで通うのは向いてない と思うんですよ、お母さん。」 「そうでしょう、先生。 先生からも言ってやって下さいね。」 「でもね、お母さん。 万が一、子パンダが市内の高校に行けなかったとしても あの子はどこに行ってもやっていけますよ。 明るいし、物おじしないし、堂々としてます、 なんの心配もいりませんよっ!!!」 「はぁ」 なんでも、担任の先生の最初の授業でクラス全員、自己紹介したそうだ。 「はい、この自己紹介もAからFまで点数つけますから、 面白く自己アピールしてね!」 とのリクエストだったらしい。 子パンダは、持ち芸すべて披露したそうだ。 歌、踊り、モノマネ、ドラえもんのマネ・・・ 先生は子パンダが必死に繰り出す芸を見て、 Aをやらないわけにはいかなかったそう。 言っておくが、私は幼少の頃からものすごい恥ずかしがりで 幼稚園のお遊戯すら恥ずかしくてできなかったくらいなのだ。 新学期だの自己紹介だのは死ぬほど嫌いで、 声も震えるかひっくり返るかで、自分でも可笑しくなるくらいだった。 うらやましいよ、子パンダ。 その調子で元気にたくましく大きくなってちょうだい。 はい、ブログに書いたよ~~~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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