レッドクリフ~わたしの大好きな、あのお方~
本日の私は、壊れておりますのでご注意を。何を隠そう、私は高校時代、「三国志」オタクでしたきっかけは、友達に勧められて見た人形劇ですが、吉川英治の「三国志」から始まり、「三国志演義」ではなく、「三国志」の完訳版から、陳舜臣や柴田錬三郎(漢字を間違えてたらすみません)……読み漁りました。で、誰が好きだったかって、あなた…… 趙雲さま……で、ございますのよ~イメージは、もう爽やかなブルーでございます~、うっとりもう、「私の究極の理想」の双璧をなす、おひとりでございます。ちなみに、もうおひとりは……「銀英伝」のヤン提督です。そんなこんなで、映画「レッドクリフ」が「赤壁の戦い」の映画化であることを知った瞬間、「見たい~」と思いました。「でも、趙雲さんの出番がちょっとなら、悲しいなぁ~」と思っていたら……なんと、「長坂の戦い」から描かれております。これはもう、趙雲さんが一番かっこいいシーンではありませんか!劉備の子どもを鎧の下にくくりつけ(映画では、背中にくくりつけてましたが)、敵陣の中を、たった一騎で駆け抜けるその様……あぁ、ス・テ・キ映画を観て、あんなすさまじい敵襲の中を突破したのだとわかり、わたしゃ、開始15分でボロボロ泣いてましたよ~いや、泣いた理由はもうひとつ……救出された劉備の夫人が「私が趙将軍の馬に乗ってしまえば、将軍は徒歩で敵陣を抜けなければならない。私が趙将軍の足手まといになっては、子供を助けることが出来ない」と、井戸に身を投げてしまったから、というのもあるのですが……人形劇や小説を読んだだけでは、趙雲さんと劉備の夫人が押し問答のあげく、夫人が井戸に身投げをした周りがどんな光景だったのか、頭に浮かばなかった……あのシーンを実写で見られただけで、もう、私としては価値がありました。趙雲さん役の俳優さん、写真では「う~ん、もうちょっとイケメンがいい」と思ってましたが、動いているのを見ているうちに、謙虚で、豪胆でありながら温和な人柄だったであろう趙雲さんの雰囲気にあってるなと思いました。他にもいっぱい、趙雲さんがかっこよく戦うシーンがあって、幸せでしたわ~映画全体の感想は、あちこちでたくさん書かれているので、私は思い切り個人的趣味な感想ということにさせていただきましたが、ひとこと言わせていただくなら、映画館で観る価値のある映画でしたよ。