おにいちゃんだから
おにいちゃんだから文研出版福田岩緒これは題名を見てかーくんに読んであげようと思って借りてきました。でも、先にさーちゃんが見つけて読んであげました。そのあとにかーくんに読んであげました。さーちゃんにはお兄ちゃんていろいろ大変なんだよということを,かーくんにはお兄ちゃんだから大変なこともあるけれど頑張るんだよ。という意味で読んであげようと思いました。内容は勝手にお兄ちゃんのランドセルを持ち出した弟にげんこを食らわすところから始まります。でもお母さんからは「お兄ちゃんなんだから」というひとこと。これが腹が立つ。らしい。というのも僕自身弟なのでここら辺の気持ちはよくわからない。弟からするといつも威張って何も反論させてくれないお兄ちゃんはずるいと思っている。でも長女の奥さんはいつも「おねえちゃんだから」と我慢させられる。ところが弟が突然行方不明になる。お母さんが探しに行き,留守番を頼まれる。「お兄ちゃんだから大丈夫でしょう?」いつもの「おにいちゃんだから」でも、このお兄ちゃんだからは腹が立たない。不思議だ。それからというものの,弟に腹が立っても一発たたいたら我慢できる。ちょっとちがう「おにいちゃんだから」に心の変化が起きる。さーちゃんはあまり何の反応もなく楽しく読んでいました。かーくんはこれと言って感想は述べなかったですが,ちょっと黙って考えていた。何か感じてくれたかな。もともとさーちゃんが女の子ということもあり,たたいたりすることはほとんどないかーくん。ケンカはするけれど仲もいい。でもこの本で感じたことを心に秘めていてほしいです。