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南の島物語

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2014.09.24
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カテゴリ:ジギング
明日からの与那国ジギング取材に備え、ラインの糸巻をした。

以前から、私は来の糸巻に対して、気使いが要る事を、
何時も述べて来たと思う。

私がやるディープジギング、ベイトリールを使う。
それは、何でベイトリールを使うか?その利点は次に述べる事にして、
まず大型魚と対峙する場合、は並行巻(レベルワインダー)は
大きなリスクを生むと云う事だ。

それは、大型魚のスピード、トルクに対応できてないので、
構造上の問題である。

当然に50キロを超える魚と対峙するリールに並行巻はついていないのだ。

となれば、過去に何回も述べている話だが、当然に私が使う、
スタジオオーシャンマークのブルーヘブンL-120などは、
そのまま巻いていたら、ラインが山になったり、右左に偏る。

これは、良い事では無い。あくまでも、常に均等に巻くことを意識し、
ジャークの際も時々で良いから、巻き取りを着んと唸るよう指で操作をする。

いや、しなければ大型魚のパワーでラインが滑ると、
たちまち食い込んで、ラインブレークの元になるのだ。

そして、最も大事なのは、まず新しくラインを巻く時に、
均等なテンションをかけながら、上記のように均等に向くことが大事だ。

私は、スタジオオーシャンマークの「糸巻き工場」を使う。

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多少高価ではあるが、これを使う事でラインの巻が均等な負荷で巻く事が出来、
さらにラインの余計な負担をかける事も全くないし,
コリャ一家に1台の永久スグレモノ(実際は、全く高価ではないのだ)。


そして、巻き終わったらそのままではない。

島には、サッカー場と野球場が隣接しているところがあり、
そのでは直線で300メートル以上の直線がある。

其処に行って、車の後部にフックをひっかけ、其処から、
約300メートルほどラインを引出し、
ネーチャーボーイズのNCOリアクター「鉄壁」を振りかけながら
やはりテンションをかけながら巻き取っていく。

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このリアクターは、ジグを落し込むときにラインの滑り、感度を高める。

この作業は、それを平均にコーティングする為で、何よりもラインの結束の点検にもなる。



そして今述べた事は、まだ話の本筋ではない(この先が大事です)。


そのライン点検で、300メートルも引出し、綱引きして見ると良く判ることがある。
此処に、ディープジギングのジャーク&ジャーク、
その肝がいっぱい詰まっていると云う事なのだ。

まず、300メートルもラインを出してみると判るが、「ブヨ~ン、ブヨ~ン」と言った感じで、
そのままゴムチューブでも引っ張ったように、4~5メートルは後ろに下がれる。

一般的に数字で、伸び率を説明されるより、ずっとリアルで、
その弾力は、まるでバンジージャンプやトランポリンと同じ感覚になる。

この深さを600gぐらいの重いジグを落した場合、
それが高々6フィートぐらいのロッドでは、
高速のショートジャークでも、全くジグが動かない事を実感するだろう。

それに、潮の流れや多くの要素を加味すると、重いジグを使った場合でも、
まるでゴムクッションを先に着けたように「ビヨ~ン」と落ち、
その復元力で若干に戻ると云うことが良く判ると思う。


この場合の私の考えでは、根魚のように好奇心から静かに近づき、
近距離で「パクッ」の魚は、スローピッチでジグを良く見せる必要があるだろうか。

しかし、私が狙うのは、スピードがあって大型の青物である。

スピードがある分、捕食の際のミスバイトはあるが、
大概は大口を開けて、猛チャージでアタックする事が多いだろうか。

勿論、同じ青物でも上記のようにスローピッチで食いつく魚もあるが、
私の場合は、ガンガンとスピードジャークで動かし、汗を掻きながら食わせたい。

となると、このディープならディープほど、このバンジー的な状態を作り出すので、
ジグの動きが鈍く、私の望むジャークは難しいと云う事になるのだ。

これはスローピッチジャークでも良く言われる、
ラインの復元力と同じようにロッドの復元力が重要で、
そのタイミングを合わせた頭脳的なジャークが求められるのでは?。

ロッドの話は次回にするとして、私の使うテクニックの中で、
フラップジャークが、当にこういったジャークだろうか。

だが、このフラップジャークは、主にドテラで流すような斜め曳きで効果的なジャークだ。


当然に、このフラップジャークを真下からのバーチカルに使うと、
長いロッドほど、そのままロッド先端に負荷がかかるので、
150メートルぐらいまでなら良いが、200メートル台となるとキツイ。

まして、腕を伸ばし気味にするフラップジャークは、その負担が腕にもかかるので、
それは、ディープで重いジグを使うほど、筋力負担も大きくなるのだ。

そこで、このバーチカルなディープジギングで大事なのは、
そのバンジー効果でラインが伸びた状態から、
復元力で戻るタイミング、その力を利用した効果的なジャーク。

それを如何に繰り返すかなのだ。


また、タイミングが合うとロングフォール的な状態から、
ジグがユックリと落下し、ラインが伸びきったところで、その復元力で跳ね上がる。

それは、ゆったりとしたフォールなので、其処で早いシャカシャカジャークでは
間が取れなくなるうえに(タイミングが合わない、ジグが動かない。

要するに、大きな撓みでゆったりとフォールする間に、
何回も早く、ショートピッチのジャークは疲れるだけと云う事なのだ。


それに、バンジー的な効果の大きなフォールには、
余程のハイギアリールでもない限り巻き取りが追い付かないだろう。


わたしは、これを解消する為に(多分だが)、
ショートなワンピッチワンジャークではなく、
強いワンピッチに2回から4回の巻き取りをし、そのジャークを繰り返す。


そして、そのジャークからの、
ややロングなフォールに確りとタイミングを合わせ、
バンジー的な効果と同調した動かし方を意識するのだ。

それを繰り返す事で、よりメタルジグをアピールさせ、
クイックで効果的な動きを演出できる。


こういった動かし方で、水温の高い時の八丈島、
その200メートル台で、割合に結果を出している。

私の、青物用のディープジギング、
そのジャークテクニックは、まだ発展途上だが、
(スミマセン、70歳で発展途上は無いね~)
少しずつだが、その完成形が見えて来た気がする。

pa






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最終更新日  2014.09.24 13:03:00
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