嫌われ松子の一生
嫌われ松子の一生川尻松子さん人生を描いた物語。子どもの頃から夢見がちな女の子の松子さんは親に愛されたいという思いを胸に抱きながら成長します。親のいうとおりに生き、中学の教師になったもののトラブルでクビになってしまいます。その後、家族とのちょっとした喧嘩で家を飛び出してギョッとするほど転落してしまうのです。愛する人の暴力に耐え、家族には縁を切られ、かなり酷な物語なのです。松子さんが風俗で働いたり殺人で刑務所に服役する場面はミュージカルシーンでノリの良い音楽に合わせてサラリと見せるなどすごいな~と思いました。映画のいろいろのシーンで流れる音楽も心地よい感じでした。でも何故か悲しく感動した映画でした。ローカルな話題ですが、この映画の絵の入ったクリアファイルに書類を入れてよこす人がいて、何て変なタイトルだろうと思っていました。以前から見たいと思っていた映画でした。松子さんって偉いと思うのは相変わらず子どもの頃と同じように夢見がちで真っ直ぐに見えるのです。何事にもどんなところでも一生懸命だし。教師だった身分から転落するとか、愛する人とうまくいかずしかも殴られるとか、人生のどこかで転んじゃうと夢見ることを忘れてしまいそうです。松子さんはわずか53年の生涯なのです。松子さんの少し荒れちゃってた時期ってのは更年期だったのかな?! 嫌われ松子の一生(PG-12指定)2006年日本映画脚本・監督:中島哲也監督原作:山田宗樹さんの小説「嫌われ松子の一生」(幻冬舎文庫)中谷美紀さん、瑛太さん、柄本明さん、市川実日子さん、香川照之さん、伊勢谷友介さん 嫌われ松子の一生HPへ