今日はカットと読んだ本
今日は予定のない日だったので、朝からハーフコースの掃除完了する。午前中にピアノの練習も済ませた。昼からカットに行く。なかなか行く時間がなかったので、やっとすっきりできた。今日読んだ本(6冊目)時代小説 平安時代 ジャンル 朝廷 ファンタジー現代、主人公はどちらかといえば平凡な人間だが弟は頭が良くて難関大学の医学部に合格し、スポーツも国体出場レベル。主人公はある日バイト先から帰る途中、雷とともに、源氏物語の世界に入り込んでしまう。気がつけば弘徽殿女御(桐壺帝の妃で、光源氏の母とはライバルであった)の局の庭に立っていた。主人公はバイトの関係でたまたま源氏物語のあらすじの本を持っていたため、陰陽師との触れ込みで、ずばずばと先に起こる出来事を予知して、女御に親しく仕えることになる。女御の息子である第一皇子も平均以上の人間であるにもかかわらず、光源氏がなんでもできるために、父の帝からも軽く扱われていた。主人公も同じ立場なので気持ちが通じ合い支えてやろうと考える。弘徽殿の女御は、意地悪なだけの存在ではなく、息子を帝につけて外戚で固めて政治にかかわろうと考えていた。しかし、源氏の母をはじめとした女性たちは子どもを皇位にはつけたいが、情にすがるだけでその先の政治の世界をどうするかというビジョンはない。桐壺帝も本心は源氏に後は継がせたいが、後ろ盾がないので第一皇子を皇太子と定める。しかし、皇太子の妻と打診していた左大臣の娘(葵上)は帝と左大臣の意向で源氏と婚儀の運びのなり、女御は屈辱を感じる。そのあとにも、皇太子が即位(朱雀帝)し妃となる予定の女性(朧月夜)も入内前に源氏と関係をもってしまう。女御が馬鹿にされたと立腹するのは無理もない。主人公は自分の意思をもち政治にかかわるために次々と手をうつ女御のあり方を、小気味よく思い彼女に肩入れしていく。こちらの世界で妻をめとり子どもも生まれるが、出産の時に母子ともになくしてしまい、寂しい気持ちも覚えてしまう。しかし、源氏とも親しく話をし、それぞれの人間性を理解しながら、頑張っても報われない、朱雀帝の心の深さなどを感じたり、本来の源氏物語では、あまり書かれていない人たちのあり方気持ちを感じとって行く。最終的には、源氏は男にすがるだけの女には物足りず、知性と教養のある人(六条御息所)では肩がが凝り、女御のような人が恋愛とは関係なく面白いのではないかと、女御と語り合う、そして素敵な趣向をするので、主人公も是非見に来るようにと源氏に誘われた当日、元の世界に戻ってしまう。主人公はこれからは、源氏物語の研究をして、自分なりの源氏物語の解釈をしてみようと生きる目標を立てるところで話しは終わる。