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カテゴリ:コドモの本*絵本
まだまだ梅雨の真っ只中ですが、7月に入ったので、夏の絵本のページをUPしました。 夏は私の一番好きな季節なので、好きな絵本もたくさんあります♪ 私にとって「夏」といわれて最初にイメージするのは入道雲。 青い青い空にむくむくとわきあがる真っ白な入道雲が子供のころから大好き。 そして強い日差しと真っ黒な影。 夕立のほこりっぽい匂い。 ところがこのところの異常気象で、 そんな「絵に描いたような夏の日」が少なくなった気がします。 ものすごく暑いんだけど、空はもわっとしたうすぐもりのことが多く、 あの夏の晴れた日の爽快感がありません。 これも温暖化の影響の異常気象なんだろうなあ。 まさに「絵に描いたような夏の日」の絵本が、 夏の絵本のページの一番最初に載せた『なつのいちにち』です。 多くの絵本の作画でしられるはたこうしろうさんが 初めて文章まで書いた絵本です。 舞台は海が見えて、一面に田んぼがひろがる田舎です。 ある男の子が初めて一人でくわがたをとりにいきます。 文章は少なく、見開きに一言といった感じです。 絵がすばらしく、鮮やかな色使いがまさに夏! またクローズアップした走る男の子の足元から蛙がはねだしたり、 画面をゆうゆうとオニヤンマが横切っていたり、 ページごとの構図がとても大胆です。 とにかく『夏』なんです。 福島の田舎にある祖母の家で過ごした夏休みを思い出して、 胸が痛いような懐かしい気持ちになりました。 子供には、ただのノスタルジーとしてよみきかせるのではなくて、 こんな経験を実際にさせてあげたいなあ、と思う絵本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 3, 2006 06:03:01 AM
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