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明日は旧正月=少し、旧暦の話を
旧暦の1ケ月は29日または30日 新月から次の新月までの月の満ち欠け周期は約29.5日。このため旧暦の1ヶ月には29日の月(小の月)と30日の月(大の月)があり、両者がおおむね交互に並びます。 旧暦も通常のカレンダー(グレゴリオ暦)同様、12ヶ月で1年を数えますが、29.5日×12ヶ月=354日となり、旧暦の1年は太陽の動きをもとにした実際の1年(365日)より11日だけ短くなってしまいます。 このままでは何年か経過すると月と季節が大きくズレてしまうため、旧暦では19年に7度(ほぼ3年に1度)、閏月(うるうづき)を加えて1年を13ヶ月とすることで、その誤差を調整しています。 ちなみに2006年には閏月があり(7月と8月の間に閏7月が加えられた)、1年は13ヶ月となっています。 2007年の旧暦1月1日(旧正月)は通常のカレンダー(グレゴリオ暦)の2007年2月18日にあたります。 そして新月を迎えるたびに月が替わり、12回の新月を経たあとのグレゴリオ暦2008年2月7日が翌年の旧暦1月1日となります。 二十四節気と雑節 旧暦の1年は太陽暦の1年と比べて11日ほど短いため、旧暦の日付と実際の季節との間にはズレが生じてしまいます。 そこで季節をより正確に知るために設けられたのが、二十四節気です。 二十四節気は1年365日を24等分した約15日ごとの各日に名前を与えたもので、時期ごとの自然現象が表されています。 春分や秋分、夏至、冬至などがこれにあたります。 また二十四節気のほか、季節の移り変わりをより的確に知るために設けられたのが、土用や節分、彼岸などの雑節です。 二十四節気、雑節のそれぞれの意味とグレゴリオ暦による日付との対応は以下のとおりです 春 立春(りっしゅん) 2月4日頃。春の気配が初めて感じられる日。 雨水(うすい) 2月19日頃。雪が雨にかわり、雪解けがはじまる日。 啓蟄(けいちつ) 3月6日頃。冬眠していた虫が穴を出て動き出す時期。 春分(しゅんぶん) 3月21日頃。昼と夜の長さが同じになる日。 清明(せいめい) 4月5日頃。花が咲き万物が清く朗らかに見える時期。 穀雨(こくう) 4月20日頃。春の雨が穀物を潤す時期。 夏 立夏(りっか) 5月6日頃。夏がはじまる日。 小満(しょうまん) 5月21日頃。万物が成長して一定の大きさに育つ時期。 芒種(ぼうしゅ) 6月6日頃。稲や麦など穂の出る穀物の種を蒔く時期。 夏至(げし) 6月21日頃。昼が1年で最も長い日。 小暑(しょうしょ) 7月7日頃。暑さがだんだんと強くなっていく時期。 大暑(たいしょ) 7月23日頃。暑さが最も厳しくなる時期。 秋 立秋(りっしゅう) 8月8日頃。秋に入る日。 処暑(しょしょ) 8月23日頃。暑さが終わる時期。 白露(はくろ) 9月8日頃。大気が冷え、草花に露が白く降りる時期。 秋分(しゅうぶん) 9月23日頃。昼の長さと夜の長さが同じになる日。 寒露(かんろ) 10月8日頃。草木に降りる露が冷たく感じられる時期。 霜降(そうこう) 10月23日頃。霜が降りはじめる時期。 冬 立冬(りっとう) 11月7日頃。冬のはじまり。 小雪(しょうせつ) 11月22日。小雪がちらつきはじめる時期。 大雪(たいせつ) 12月7日頃。雪が本格的に降り積もる時期。 冬至(とうじ) 12月22日頃。昼が1年で最も短い日。 小寒(しょうかん) 1月5日頃。寒の入り。寒さのはじまる時期。 大寒(だいかん) 1月20日頃。寒さが最も厳しくなる時期。 雑節 土用(どよう) 立春・立夏・立秋・立冬前の18日間。 節分(せつぶん) 立春の前日。 彼岸(ひがん) 春分・秋分の3日前。 八十八夜(はちじゅうはちや) 立春から数えて88日目。 入梅(にゅうばい) 梅雨に入る頃。 半夏生(はんげしょう) 夏至から11日目。半夏(ハンゲ)という植物の生える頃。 二百十日(にひゃくとおか) 立春から数えて210日目。台風に備える頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.19 19:51:37
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