秋刀魚のわた
今日はスーパーに買い物に行く前から、秋刀魚食べたいな~と思っていて、お買い得だったら良いな~と自転車でお店へ向かい、お魚コーナーでキラキラの秋刀魚が並んでいるのを発見、あらお高い。でも食べたいと無性に思っていたので、目が美しい秋刀魚を買って帰りました。塩焼きにして食卓に出しました。旦那さんは、わたが嫌いで食べれないので私が二人分食べます。佐藤春夫の詩『秋刀魚の歌』に出てくる幼子やったら実父でもない男の人にまごつきながらも『わたをくれ』と言ってしまうほど好きなんやぞと思いながら食べました(笑)。でもあれってワタが単純に好きやから言ったのか、何かを思い出しながら言ったのか、本人ちゃうから分からないけど、たぶん実父がここが美味しいんやと教えたんじゃないのかな、それで苦いのに食べれるようになってあのシーンが生まれたんじゃないんかな。秋刀魚の歌の最後の名シーン『秋刀魚は苦いかしょっぱいか』と言って涙する所がありますが、私はそこより幼子が『ワタをくれ』という場面が心にジーンときて涙出そうになります。何の話でっか。今年の秋刀魚はあんまり油が乗っていなかったけど美味しかったです~☺️