求む!マトモな人
昨日の激しい雨はやんだものの、今日は朝からどんよりとした空が広がった東海岸。まるでロンドンだなぁ・・・・感謝祭後のバーゲンで力尽きた(?)私は、なんと今朝のバーゲンにはもう行かなかった!自分でも信じられない・・・・なんだか、ぼ~っとしていて力がはいらなかった、今日の私。やっぱり天気のせいだろうか。一応、五時には起きたんだけどね。だいたい私は「ひねくれ」ていると思う。ロンドンにいる頃は、よく「中国人?」と聞かれて「タイ人です」と言ってみたり、バンコクにいる頃は「香港人?」といわれて「台湾人です」と答えたりしていた。(タイでは、英語を話すおしゃれな色白東洋人は香港人、英語を話さないと台湾人、赤い口紅をつけている団体さんは日本人と言われている)アメリカに来てからは、「アンニョハセヨ~♪」(韓国語で「こんにちは」)とアメリカ人にナンパされたことも結構あるが、そんな時は必ず「ムハイ・ンゴー・ハイ・ヒョンコーンヤン」(広東語で「いんや、香港人じゃ!」)と言い返して、からかってみる私。でも、あれ?自慢の「日本人魂」はどこかしら?私の日本時代の友達っていうのは、みんな「変」である。香港帰りのS。イギリス統治下で育った彼女は、もちろん英語もしゃべるが、広東語が一番得意。山手線で痴漢にあったとき、その手を「ぐい」とつかみあげ広東語で怒鳴りまくった・・・・痴漢は超びびりまくっていたらしい。そりゃ、広東語の響きはかなり強烈だもの。オーストラリア帰りのI。彼女の実家には、必要がない、という理由でTVがなかった。信用しないで家まであがりこんだNHKの集金の人は、このご時世に本当にTVがないので、かなり驚いていたらしい。そして家族の共通言語はエスペラント語(世界共通言語として作られた言語。スペイン語に似ている)だった。日本語では会話しない、不思議な家族。フランス帰りのTは、高校生のくせにヌーディスト・ビーチで撮った彼氏との写真をみんなに見せまくっていたし、インド帰りのKは、一流企業に就職しても、日本語の敬語の使い方をちょっと間違えて、いきなり左遷されてしまった。みんな、それなりにちょっと個性的で面白かった。日本人でありながら、かつ日本人であることを意識しながら、自分の中の異文化を、戸惑いながらも楽しんでいた。今では、遠い昔の想い出・・・・・我が家のダンナは、日本語が話せない。話そうという努力も、ましてや学ぼうという気力もまったく感じない。今日もいきなり、神妙な顔で私を呼んで、「ちょっと、右手をこうやって」・・・・・えっ?何かしら?言われたとおりに、右手を頭の上にやる、私。そしたら、「そのままで、今度は左手をこうやって」・・・・・えっ?何これ?左手も頭の上?そうすると、いきなり私の無防備なわき腹をねらって、コチョコチョコチョ・・・ ちょっとぉ、まともな人、私の周りにはいないのぉ~!?今日は私、頭痛いんだから。疲れちゃうよ、全く。