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2007年12月26日
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今まで産業翻訳(実務翻訳?)に身をおいてきて、
一番強く感じること。

翻訳者は立場が弱すぎる。
地位が低すぎる。

その一方で、法律のことを知らない人がすごく多くて、
自分が損をしないためなら何でも平気でやっちゃう、っていう人がけっこういる。
個人も会社も。

去年、このブログでも書いた某社。
トライアル合格後に目を通すよう言われた文書の内容に、
直感的に「おかしい」と感じる部分がありました。
後日、弁護士さんに相談するとやはり、
「違法です」と即答されました(※)。

※この部分に関しては、先日同社のページを確認したところ、
違法な部分は削除されていました。
私や、ほかの人が行動を起こしたことがきっかけで、
法律のわかった人の目に留まり、指摘を受けて削除されたのであれば、
「前進」と言えるかもしれません。


この会社とは別のことでもめ、
こちらから「しかるべき措置」をとった(つまり訴えを起こした)のですが、
「顧問がいる」なんて、上の文書をみるだけでもウソなのバレバレ。
しかも、こちらからの訴状に対して、
「池野めだかのギャグ」で回答してきたんです。
めだか師匠の熱烈なファンなのかもしれませんが、
目が点でした。

この経験を通じて、芽生えたある思いが、
この日の記事で書いた件で、かなり具体性を帯びてきました。
「顧問弁護士のいる翻訳者組合を作りたい」そう思うようになったのです。

なにも安易に裁判を起こすことが目的ではありません。
どうにも納得できないこと、
「これって、おかしくない?」と思うこと、
一人で考えたってどうにもならず、相談する相手もいない。
かといって、ひとつ一つのことは、
弁護士の先生を探して相談に行くほど大げさでもない。
結局、泣き寝入りしたり、友達に愚痴ったり、
早く忘れようとしたり…。
そういう経験のある人、たくさんいると思うんです。
対会社にしても、対個人にしても。

でも、ちょっとしたことでも気軽に相談したり、
確認したりできる弁護士の先生がいてくれたら…。
たとえば、一人分の被害は小さくても、
同じ会社や個人から被害を受けている翻訳者が複数いるとなれば、
法律に照らし、感情論ではない働きかけをすることも可能です。

そのためには、翻訳者自身に、
主張すべきことをきちんと主張できるだけの実力がないといけませんが。

たとえば、ありがちな不払いにしても、
「勉強料」だと思うことにして泣き寝入りしたり、
あっさり引き下がる程度のレベルなら、
そもそも自分から仕事を求めるべきではないと思います。
そんなことでも、まわりまわって、ほかの翻訳者に迷惑がかかるんです。
実際、その現場を目撃したことがあるから言えることなんですが、
この一件があってから、
翻訳者の立場・地位は、
翻訳者同士がある程度足並みを揃える(実力もスタンスも)だけでも、
かなり改善されるのではないかと思いました。

また、そこまで大そうなことではなくても、
「おかしい」と感じることを法に照らして確認することができるだけで、
心のなかのモヤモヤしたものはずいぶんと晴れて、
さっさと次の仕事に移れると思いますし、
そうやって個々の「事例」が集まると、翻訳者全体の財産にもなるはず。

まずはトライアリストから、というわけで、
今、この件について本部に働きかけています。

現状を考えれば、一朝一夕にできないことは百も承知ですが、
動かなければ何も変わりませんから。



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最終更新日  2007年12月26日 13時00分30秒
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