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August 27, 2024
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カテゴリ:気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

いよいよまひろ(吉高由里子さん)が中宮・藤原彰子
(見上愛さん)の女房となり、宮仕えが始まったこの回
でしたが、個人的にいちばん心に残ったのは、内裏が
火事になったときに帝(一条天皇;塩野瑛久さん)が
彰子の手を取って一緒に逃げるシーンでした。

彰子は打てば響くような返答をする女子ではなく、それ
どころか弟の頼通からも、ぼんやりした姉上と言われて
しまうような女子です。

ただ現代でも、男女問わず、ふだんは近くにいても気にも
留めない、むしろ意識的に避けているような存在だけど、
非常時にその人の意外な内面を知って急に意識する存在に
変わった、ということはままあると思います。

火事が起こって誰もが我先にと逃げるなか、帝の子(敦康
親王)をまず逃がし、自分の安否が確認できるまで待って
いた彰子に、帝は「落ちた」と思います。

親(藤原道長;柄本佑さん)が藤壺に帝を呼び込もうと
あれこれ画策していたけど、それは必要ありませんでした。
彰子自身の力(人柄)で帝を引き寄せ、帝にとって形式的
ではなく中宮・彰子は心から大事な人だと思わせた流れが
見ていて心に残る回でした。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


寛弘2年(1005)、帝(一条天皇;塩野瑛久さん)は亡き中宮・定子が遺した
脩子内親王(井上明香里ちゃん)の裳着が執り行われました。
帝はこの儀式にいまだ公卿に復帰していない藤原伊周を脩子の伯父として儀式に
参列させ、さらに伊周を大臣の下で大納言の上に座らせるよう命じたので、公卿
たちは内心面白くありませんでした。
この帝の伊周への待遇は、裳着で腰結をする左大臣・藤原道長(柄本佑さん)を
牽制するためのものでした。



脩子の裳着から数日後、道長は土御門殿で漢詩の会を催し、その折に定子の兄弟の
藤原伊周と藤原隆家も招きました。
会が終わった後で藤原斉信(金田哲さん)は伊周の態度をけなげだと評しましたが、
藤原公任(町田啓太さん)は、あれは心の内とは裏腹だろうと考えていました。
藤原行成(渡辺大知さん)も公任と同じ意見で、ただ帝がひいきする政敵の伊周を
受け入れる道長の度量の広さに感心するのは3人とも同じ意見でした。
しかし帝が伊周を重用したい気持ちはますます強くなっていき、伊周を陣定に復帰
させたいから公卿たちを説き伏せるよう、道兼に強く要求しました。



道長が帝にまひろ(吉高由里子さん)が書いた物語の感想を聞いたところ、帝は
読むのを忘れていたと言い、道長はそれを気に入らなかったのだととらえました。
そのことを伝えるために道長がまひろの家を訪れたところ、まひろは力が及ばな
かったことを道長に詫びつつも、全く落胆していませんでした。
まひろにとってその物語は帝のために書き始めたものだったけど、今では自分が
書きたいと思うことを書き進めることだけが楽しみになっていたからでした。
道長はそんなまひろを理解しつつも、楽しそうに一心に筆を進めるまひろを見て、
自分が惚れた女はこのような女だったのかと、しみじみと感じました。



少し前に藤原公任は辞表を出していて、帝は公任に翻意を促すため従二位に昇進
させたのですが、これは藤原実資(秋山竜次さん)の考えた作戦でした。
公任が実資に礼を言っていると藤原斉信がそこに来て、これはごね得ではないか
と嫌味を言いました。
実資は斉信の機嫌は気にせず、公任と二人で「(公任)従二位、(斉信)従二位、
(自分は)正二位」と何度も言って、笑い合っていました。



道長の娘で中宮の藤原彰子(見上愛さん)は、亡き定子が遺した敦康親王(池田
旭陽くん)を自分のもとで養育していました。
この日は道長が敦康のご機嫌伺いで遊び道具を持って藤壺を訪れ、敦康も遊びが
気に入って楽しもうと思っていたのですが、突然の帝のお渡りがありました。
敦康はちょうど書の稽古の時間で退席となり、道長も退席しようとしたところ、
帝が道長を呼び止めました。
まひろが書いた物語をようやく読んだ帝は、物語を書いた者のことが気になって、
道長にその人物のことを訊ねました。
道長がまひろのことを説明すると帝もおぼろげながら記憶にあり、物語に感じる
書き手の博学ぶりをたいそう評価していました。
帝が物語の続きを読みたい、その後で書き手の女に会ってみたいと所望したので、
道長はすぐにまひろの家に向かいました。



まひろの家に着いた道長はやにわに「中宮の女房にならぬか」とまひろに言いだし、
まひろはわけがわかりませんでした。
その後で道長は順を追って、帝があの物語に興味を持って続きを読みたいと所望
した、帝は博学なまひろ自身にも興味を持っている、なにより(道長の娘)中宮・
彰子のために宮仕えをしてほしい、と要望しました。
道長はまひろは帝を藤壺に呼ぶためのおとりだと包み隠さずに言い、娘の賢子と
離れたくなければ女童として召し抱える、と言い去っていきました。
道長は嫡妻の源倫子(黒木華さん)にまひろのことを話し、道長の考えに倫子も
賛成し、夫婦で共に「これが最後の賭け」と腹をくくりました。
(一時は彰子のことで関係がギクシャクした二人でしたが、今回は彰子のことで
考えが一致し、再び協力体制になりました。)



道長から言われた宮仕えの件をどうしたらいいか、まひろは父・藤原為時(岸谷
五朗さん)に相談しました。
まひろの中では、もう自分が藤壺に上がって働くしかないと考えがまとまっていて、
そのことに対しては為時はまだまだ自分だって働けると言いました。
しかしまひろが帝の覚えがめでたいというのは悪いことではないと言いました。
それでもまひろは賢子のことが気がかりでした。
娘・まひろの思いを察した為時は、賢子は宮中ではやっていけない、自分といとが
面倒をみる、母を誇りに思う娘に育てるから任せておけ、とまひろに助言しました。
しかし賢子は母の事情を簡単には納得できませんでした。
(子供の直感で、母は仕方なく働くというより、仕事をしたくてたまらないのだと
賢子は感じたと思います。)



秋になり、道長のもとに陰陽師の安倍晴明(ユースケ・サンタマリアさん)が危篤
という報が入り、道長は急いで見舞いに駆けつけました。
晴明は道長に、ようやく光を手に入れられた、これで中宮も盤石、いずれ道長の家
から帝も中宮も関白も出る、父・兼家の願いを成し得る、と言いました。
しかし続けて、光が強ければ闇が濃くなるからそれだけは忘れないようにと道長に
念を押しました。
そして「呪詛も祈祷も人の心のありようだから、陰陽師の自分が何もしなくても
人の心は勝手に震える。」と忠言しました。
最後に晴明は、何も恐れず思いのままにやればいいと道長に助言、晴明との今生の
別れを悟った道長は「長い間、世話になった。」と言葉を送り、去っていきました。
その後、晴明は自らの予言どおり、この世での命を終えました。



一方、伊周を重用したい帝は伊周を陣定に召し出す宣旨を下し、このことは他の
公卿たちの大きな反発を招き、何か不吉なことが起きるのではと皆で噂しました。
その夜、皆既月食が起き、人々は闇を恐れて内裏は静まり返りました。
そして月食が終わる頃、温明殿と稜綺殿の間から火の手があがり、火は瞬く間に
内裏に燃え広がっていきました。
誰もが逃げ惑う中、帝は我が子・敦康親王の安否が気がかりで、炎の中を中宮・
彰子がいる藤壺に駆けつけました。
するとそこには彰子だけが立っていて、敦康はもう逃がした、自分は帝の安否が
心配でここで待っていた、と帝に言いました。
火の手が回って一刻の猶予もない中、帝は彰子の手を取り、彰子をいたわりつつ
炎の内裏から共に逃げていきました。



翌朝、火事は鎮火したのですが、災いを恐れる人々は内裏への出仕を嫌がり、帝の
傍にいるべき蔵人たちや中宮の傍にいるべき女房たちはいませんでした。
東宮の居貞親王は「月食の夜の火事は帝の政に対する天の怒り、天が帝に退位を
促している」と捉え、道長は反論しますが居貞親王は自分の考えに間違いないと
思い込んでいました。
その道長は中宮を救ってくれたことの礼を帝に何度も言うので帝はうるさく思い、
また伊周は伊周で自分こそが帝の忠臣であると帝に強く訴え、帝はうるさい臣下
たちに疲れてしまいました。
そして行成が敦康親王の別当として道長に進言していたとき、藤原隆家(竜星涼
さん)が突然やってきて話に割り込み、道長への忠義を熱く語り始めました。
行成はそれを隆家が道長を取り込むための方便だろうと言うので隆家は思わず
カッとなり、危うく殴り合いになるところでした。
道長に下がるよう命じられた行成は、強い腹立ちを隠せませんでした。



年が明け、いよいよまひろが宮仕えに出立する日がきました。
父・為時は、帝に認められて中宮に仕えるまひろは我が家の誇りであると言い、
まひろは賢子のことを父といとに頼みました。
「身の丈のありったけを尽くして素晴らしい物語を書き、帝と中宮様のお役に
立てるように。お前が・・女子であってよかった。」
幼い頃から幾度となく「男子であったら」と父に言われてきたまひろにとって、
初めて女子であることを良かったと言ってもらえた瞬間でした。
そして内裏に入ったまひろを待っていたのは、いかにも気位が高くて気難しい
のがわかる先輩女房たちでした。






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Last updated  August 27, 2024 09:00:15 PM
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