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September 4, 2024
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カテゴリ:気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

この回は、前半では女房として藤壺に上がったまひろ
(吉高由里子さん)の宮仕えの様子と、中宮・藤原彰子
(見上愛さん)いう人物を少しずつ表していました。

仕事と寝食を共にする集団生活は、その人の性格にも
よるだろうけど、慣れるまでは大変でしょうね。
まひろも最初はネタ探しになるからと意気揚々と藤壺に
入りましたが、すぐに無理だと悟りました。

でも彰子と接するたびにまひろは彰子の人柄に気がつき、
里帰りして気が済んだ後は、世間の評判が悪い彰子の
ことが気になるのもあり、今度こそ彰子のそばで仕えて
彰子を支えようと決意しました。

彰子は闊達で華のある女子ではないけど、弟妹がいる
故か幼子の気持ちがわかって、ナイショでそれに沿って
あげる優しいおねえちゃんです。
敦康親王と過ごす時間は、実家での日々を懐かしく思い
出しているのかもしれませんね。

そしてドラマの所々で、藤原道長(柄本佑さん)が政の
面で左大臣としてどのような立場があって考えがあるの
かが示されていました。

興福寺の僧・定澄(赤星昇一郎さん)たちの起こした
あれが、教科書に出てきた「強訴」なのですね。
道長が政は武力によらない解決であるべき、と思って
いたとしても、時代はどんどん武力を持たなければと
いう方向に変わっていきます。

歴史的に、道長の死後に世の中全体がますます乱れて
いき、中央と地方でそれぞれに武士が台頭してくるの
ですが、この頃から徐々に動きがあったのですね。

女房たちの宮廷生活を垣間見ることができ、また学校の
勉強ではなかなか知ることがない当時の世の動きを見る
ことができて、とても興味深くためになる回でした。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


寛弘2年(1005)、中宮・彰子に仕える女房の筆頭・宮の宣旨から藤式部という
名をもらったまひろ(吉高由里子さん)の宮仕えが始まりました。
まひろの仕事は物語を書くことなので早く続きを書かねばと思って机に向かうの
ですが、御所の中では女房たちや女童たちが何かとせわしなく動き回っていて気が
散るので、まひろは落ち着いて物語を書く気になれませんでした。
そこに藤原公任(町田啓太さん)と藤原斉信(金田哲さん)がまひろの様子を見に
やってきて、女房たちのことに助言をくれました。
その話の流れでまひろは若い頃に公任から陰で「地味でおつまらぬ女」と言われた
事を皮肉を込めて返したのですが、当の本人は気づいていませんでした。(この先
まひろが大出世する宮仕えの紹介者である公任に気づかれなくてよかったですね。)



女房たちの間では新しく入ったまひろのことが皆の興味の的になっていました。
宮仕えの女房といえど、中宮の女房となると誰もが名門貴族の姫君たちでした。
だからまひろの父・為時は従五位下なのに、まひろが公任や斉信と臆することなく
親しそうに話をしている様子が不思議だったのです。
伝え聞いた話で、まひろが公任の妻の学びの会の講師だったことや、赤染衛門から
中宮・彰子の母・倫子の若い頃にまひろも参加していたことを聞き、そうだったの
かと皆納得していました。
しかしここでの生活は、まひろにとって見知らぬ他人との初めての共同生活です。
昼間は落ち着かなくて物語が書けずに夜遅くまで書き、ようやく寝ようと思うと
いろいろな音や気配が気になって全然眠れませんでした。
(女房たちの寝所の様子を上から眺めたこのアングル、面白いですね。)



まひろは宮仕えが始まって早々の寝坊という失態をしてしまいました。
この日は御所では、公卿らが中宮に拝礼してうたげが行われる「中宮大饗」の
行事があり、下賜する禄の用意やうたげの準備で女房たちは大忙しです。
宮の宣旨(小林きな子さん)の指示の元、まひろも準備に追われていました。
夜になり中宮大饗の行事が始まりました。
その昔、まひろがまだ倫子の屋敷に出入りがあった頃に一度だけ見た、幼かった
あの姫君が女人の最高位の中宮になって今目の前にいるのを、まひろは物陰から
感慨深く見てしまいました。(そして宮の宣旨に注意されました。)



女房として中宮・藤原彰子(見上愛さん)と近くで接するようになったまひろは、
彰子の意外なさまざまな面に気がつくようになりました。
彰子は亡き定子の遺児の敦康親王(池田旭陽くん)の養育をしていてこの藤壺に
一緒にいるのですが、敦康は彰子が大好きなようでした。
ある時は、お手玉遊びで彰子はお手玉をわざと遠くに投げ、女房たちの視線が
それた隙に彰子は敦康に「ないしょ。」とおやつをあげて笑っていました。
弟妹がいる彰子だから、幼子の気持ちがわかるのでしょう。
彰子の優しさと自分への愛情を、敦康は誰よりも理解していました。



まひろは宮仕えの慣れない生活に疲れて、物語を書くのが一向に進まないため、
自分を宮仕えに引き入れた道長(左大臣)に、やはり家で書きたいと訴えました。
はじめは厳しい口調で許さなかった道長でしたが、だんだんと口調が弱くなって、
しまいにはまひろに頭を下げて藤壺で書くよう頼んでいました。
(人払いしてあったからいいけど、最高位の左大臣がイチ女房に頭を下げる場面を
見られたら大ごとでしょうね。)
それでも一旦は里帰りしたいというまひろの思いは強く、道長はそれを認めました。
まひろが里帰りの挨拶を彰子にしに行くと、彰子は端近に出ていました。
ふだんは周りの女房たちに自分の思いを言うことのない彰子なのに、まひろには
「私は冬が好き。空の青が好き。」とポツリと自分の思いを語りました。
そんな話をしていたら左衛門の内侍(菅野莉央さん)が来て、寒いから中に入る
よう彰子を促し、御簾をおろしてしまいました。
女房に世話を焼かれると、彰子は自分の思いが言えなくなってしまうのでした。



寛弘3年(1006)の除目の場で、一族の平致頼と幾度も合戦を起こす平維衡を
伊勢守に任ずることに左大臣の道長は強く反対しました。
維衡のような者を国守とするとやがては他の国守たちも同じように武力でものを
言わせるようになり国が乱れる、というのが道長の考えでした。
道長は除目の場を閉じてさっさと退席していき、他の公卿たちも退席しだした時、
道長の義兄の藤原道綱(上地雄輔さん)は義弟に味方し「道長の考えもわかる」
と公任ら道長と親しい公卿たちに訴えました。
その時、藤原隆家(竜星涼さん)が、自分はこれからは朝廷も武力が必要になる
と思うと意見を述べ、その場にいた公卿たちはそれぞれに考えていました。
しかし、空欄にしておいたはずの伊勢守の欄に誰かが平維衡の名を書き込みんだ
ため、道長は認めざるを得なくなりました。



宿下がりしたまひろは久々に緊張感から解放され、のびのびした気持ちの中で
どんどんと物語を書き進めていました。
自分が書いた物語を読んで、弟の藤原惟規(高杉真宙さん)と弟の乳母のいと
(信川清順さん)に聞いてもらい、感想を訊ねました。
惟規はそれを面白いと言い、姉のまひろが大勢の男と睦んだわけでもないのに
よく想像で書けるねと感心していましたが、いとはそのような下品な話を帝が
喜ぶのかと心配そうでした。
そして惟規が中宮(彰子)は噂に聞くうつけなのか?と言いだしたので、彰子が
敦康親王にこっそりお菓子をあげた様子とか、端近で空を見ていた姿を知った
まひろは、彰子は奥ゆかしいだけだと強く反論しました。



里帰りして物語の続きを進めることができたまひろは、それを持って再び藤壺に
参内し、彰子に報告しました。
すると彰子が、帝がお気に召したその物語を自分も読みたいと言い、今あるのは
話の続きなのでまひろはこれまでの内容を手短に話しました。
物語の主となる「光る君」と呼ばれる皇子はあまりに美しくて賢くて、話を聞き
ながら帝のことを思い浮かべる彰子を見ていると、表には出さないだけで彰子は
心の内では帝を慕っているのだとまひろは感じていました。
そして物語が気になる彰子にまひろは、物語はまだまだ続くことを匂わせました。



あれほど藤壺での生活が苦痛だったまひろでしたが、物語を通じて彰子と二人で
時を過ごすうちに、彰子のためにここで頑張ろうという気持ちに変わりました。
彰子の父でもある左大臣の道長に里帰りのわがままを詫び、まひろは藤壺で再び
働くことを決意した、許可して欲しいと道長に伝えました。
そして帝(一条天皇;塩野瑛久さん)はまひろに会うために藤壺に来ました。
帝は昔まひろが思うままに述べた言葉を覚えていて、さらに物語を読んだ感想と
して、はじめは自分を難じていると思って腹が立った、だが次第に自分の心に
しみいってきてまことに不思議だった、と言いました。
さらに自分だけが読むには惜しいから皆に読ませたいと帝が言うので、まひろは
是非にと返答しました。
そして彰子も物語に興味を持ち、彰子が帝とのつながりを求めているのを感じて
いたので、彰子にも読んでもらえればこの上なき誉れと帝に伝えました。



まひろと対面した帝が上機嫌で、さらに物語の続きを求めた様子を見て、道長は
まひろに褒美を贈りました。
道長が「これからもよろしく頼む。」と言って退室した後で褒美の箱を開けて
みると、中には美しい装飾の特製の扇が入っていました。
そしてそこに描かれたものは、幼き日にまひろと道長が初めて出会った川原での
あの日の出来事でした。
あの時の少年はいつしか公卿たちの中心となる大人物になっていたけど、道長が
約30年前のあの時のことをいつまでも忘れずにいてくれることに、まひろは
思わず胸が熱くなりました。



平維衡の国守の件を一旦はやむなく認めた藤原道長(柄本佑さん)でしたが、後で
改まって帝に進言して、速やかに交代させることにしました。
道長は、今は寺や神社でさえ武具を揃えて武力で土地を取り合う世となりつつある、
さらに国守が同様のことをするようになるとやがては朝廷をないがしろにする者も
出てくることを帝に説き、そうならぬように政をしてほしいと訴えました。
しかし世の動きは道長の想像以上に早いものでした。
大和の国の興福寺の別当である定澄(赤星昇一郎さん)が武器を持った3000人の
僧たちを引き連れて上京し、道長の屋敷に直訴に来ました。
定澄は、自分たちの訴えを直ちに陣定にかけて欲しい、それがならぬ時は木幡山
(京都の南の伏見)に待機している僧たちがこの屋敷を取り囲んで焼き払う、と
道長を脅しました。






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Last updated  September 4, 2024 10:21:12 AM
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