さよなら
ねこり先生が残念ながら、今朝、亡くなりましたあんなに食べるのが下手なくせに食い意地がはっていた子が最後には水さえ呑み込めなくなっていつもの玄関でだらけて外を眺めているような体勢と視線のままで息をしなくなり冷たくなりました腎臓が悪くなっていたようでそこに加えて怪我をしてしまい余力がなくなったようです食べられなくなり脱水状態もひどくなりどうもできなくなってしまいましたたらればは一杯ありますがもう、どうにもならないことなので苦しかったことは祖父とねこり先生の病状悪化と逝去とがほぼ同じタイミングでやってきてしまったことですどっちも心配ででもどっちかにしか居れなくて二つの病院を行ったり来たりしている間分身できたらいいのにと本当に願いました動物病院の先生からは暗にもうあずかれないと言われてしまい数日前に亡くなった祖父の葬式の間ねこり先生をひとり家に残して出かけざるを得ませんでしたほんとうに怖かった居ない間に…と思うと本当に怖かった私がねこり先生にしてあげれることはもうお水をスポイトで飲ませてあげることぐらいしかなかったので葬儀の合間に、抜けさせてもらって水を飲ませに帰ったりも実はしました。外のどこかではなく一人残されたままでなく家で最期を家族みんなで過ごせたことをよかったと思うようにしたいと思いますいろんなことがまだまだ整理が付きませんつい、こたつを覗いてしまいました飲み水を寝る前に用意してしまいました一度にふたつのさよならがやってきて覚悟してくださいと言われてもやっぱり覚悟なんてちっともできないなということだけがわかりましたよろよろで、もう歩けないのに病院から家に戻ってきたとき確認するように家族の足元にすりより大好きなこたつに入っていった姿が忘れられません寂しいです。