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カテゴリ:慣習行事と料理
ボージョレー・ヌーヴォー解禁の今夜。
今パリ近郊から来ている義両親に子供を預け、 夏以来の夫婦でレストラン 仏人のボージョレー・ヌーヴォーに対するイメージはなかなか冷ややかで、 南仏の田舎町なんかでは全く盛り上がりに欠けるのですが、 我が家では毎年ボージョレー解禁日は駅前の行きつけのカーヴで数種類買ってきて、 自宅で味比べをするのが慣わしでした しかし数年前からレストランでもボージョレーのソワレと銘打って、 特別メニューを用意するようになってきました。 先日家族3人で行ったレストランも例に漏れず ボージョレー・ヌーヴォーのソワレを企画していて、 メニューを見たらなかなか美味しそう 言っちゃなんですがイエール中心街には 久しく一押しレストランと言えるものがありませんでした。 フランスと言えども田舎町ですから、美味しいフレンチにめぐり合える確立は 都会と比べると断然低いのです ところがその日偶然発見したレストランでは、 注文した品もびっくりするくらい美味しくて これは行く価値アリと即決で予約したのでした。 聞けば夏前に開店したのだとか。 スタンダードな料理も充実の創作カジュアル・フレンチ、安価です。 ボージョレーに合わせたこの日のメニューは ‐自家製タプナードとアンショワヤード、野菜の盛り合わせ ‐豚のパテ ‐ライチのグラニテ ‐小鳩のロティ、モリーユ茸のソース ‐プラトー・デュ・フロマージュ ‐タルト・タタン に、フルボトルが付いて、一人30ユーロ。 何よりも料理の一つ一つ、 …例えば、 南仏では超定番中の定番タプナードとアンショワヤードはたいてい大味で塩っ辛いか、 にんにく入れすぎか、はたまたすりつぶしが足りなかったりするのですが ここのは繊細でなめらか、複雑で絶妙な味付けでした。 メインの小鳩のロティとそのソースは、付け合せのにんにくを蜂蜜のコンフィにするほど手を抜かず、 さらにデザートのタルト・タタンは伝統を守り、温かい状態でサービス! (冷たい状態で出すレストランの多いこと多いこと!)… と言った具合に、細部にわたり料理人のこだわりが感じとられる点がpidooの中で大ヒット 久々に美味しいフレンチ食べた~と感じました。 おおっと、肝心な今年の出来具合! レストランがセレクトしたボージョレーもとても上品な味で とてもヌーヴォーには思えないほどの深みを感じました。 専門家によれば、今年は全体的に温暖で気象条件に恵まれた年。 6月の落ち着いた雨と7・8月の十分な日照量のお陰で当たり年を迎えたようです。 10~15年ほど寝かせても耐えられるほど完成度が高いとのことです。 ボージョレーのソワレの写真は携帯カメラでフラッシュがなかったので全滅でした・涙 左/テンプル騎士団の塔広場に面した青い門がまえが目印です。右/お昼の一品 La Table d'Enzo 3 place Massillon - 83400 Hyères 04 94 21 54 02 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.21 07:57:39
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