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2010.05.15
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カテゴリ:慣習行事と料理
隣り村ボルム・レ・ミモザBormes Les Mimosasのラ・ラステーグLa Rastegue

最近すっかり疎くなっていましたが、
イエール近辺にも高級レストランの類が増えてきてウレシイ今日この頃。

ラ・ラステーグは2010年にミシュラン一つ星獲得、ゴーミョーなど各ガイド誌でも評価されています。

以前なら、こういった高級レストランの類は
50キロ離れたサン・トロペSt tropezあたりまで足を伸ばさなければならず、
帰路が面倒で敬遠していました。

それが偶然ネット検索でヒット。
即決して行ってきましたスマイル

レストランに入るとマダムがお出迎え。
右側オープンキッチンのキュイジニエ二人と、
左側に並んだ二人のサービスが笑顔で歓迎。

お店は貝の名前から付けたようで、魚介類がスペシャリティーでしたが
こういうレストランで飲みたいのがブルゴーニュ。

しかもワインリストに気になる銘柄を発見。

Ladoix
ラドワ・プルミエ・クリュ、赤い果実系の香りとまろやかな味わい

これがどうしても飲みたくて、魚介類は却下。
pidooのメインはヴォライユ(鶏)、主人はアニョー(子羊)にしました。

料理はスタンダードな中にも工夫を凝らし、
一つ一つを丁寧に仕上げていました。

…メインの付け合せの、どうしても正体が見抜けなかったピューレのようなもの(笑)が、
実は粒が見えないほど滑らかにのばしてあったポレンタと知った時の驚き。

…一度も聞いたことのなかった、地元産フレッシュチーズの爽やかさ。

知っていると思い込んでいたものの別の表情を見たような。
そんな小さな喜びがたくさんお皿に載っていました四つ葉


すべてのサービスは私たちの会話をさえぎることなく、
なめらかに、控え目に。

例えばその辺の安レストランでしつこいくらい繰り返される

"Ca a ete ?(いかがでした?)"

の押し付けがましいセリフ。

これがないのはなんてすがすがしいのだろうと。

…だって、"Non"とは言えないでしょう。
まあ、たまに文句を言っているお客さんもいますが雫


サロンはオープンキッチンなのに料理のニオイが漂うことなく、
鍋の音さえ聞こえてこない、この辺の配慮も好印象。

窓から見えるのはボルムの丘と海、
夏、テラスの食事が待ち遠しくなります。

この日は土曜の夜、満席。

客層も落ち着いた雰囲気、この辺には似つかわしく、TPOをわきまえた身なりでした。

商談らしきグループ。

昼間はビーチで日焼けして来ましたと言わんばかりに顔を赤くした観光客が数組。

ヴェルサイユあたりから抜け出てきたような、厳格そうな一家。

パリ16区を歩いていそうな優雅なマダム。

いつもは一体どこに隠れているの?と聞きたくなるような風貌の方々ばかり。

カゴールCagaule*がいない空間きらきら

*おそらくマルセイユから発祥した俗語。
意味:南仏に生息する、露出激しく、どちらかというとあまりお上品ではない服装やメイクをし、身持ちの軽そうな女性のこと。
決して褒め言葉ではなく、お行儀の良い言葉でもないので面と向かって使わないこと。


ところでレストランの印象とは。

料理だけでなく、それを取り巻くすべての環境に大きく左右されると思います。

たいていの料理は、それなりに、そこそこ美味しい。
そこに付加価値をつけるのがサービス、内装、etc。

日本のフレンチは
もともとフランスのこういった良質のレストランサービスをお手本にしているから
不快な思いをすることがありません。

日本のフレンチのつもりでフランスでもその辺の適当なレストランに入ったりすると
失望率はかなりアップします雫

フランスで、心地良いサービスを受けようと思うと
日本より高くついてしまうのが、
やっぱり難だなあと思うところです。

まあ、私の注文がうるさいだけなのかもしれませんが。





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Last updated  2010.05.18 07:10:30
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