のせられて
東京にはいろいろなひとがいます。たとえば・・・ 金色でえらく脚の長いひと。たとえば・・・ 銀色でえらく腰の低いひと。たとえば・・・ プレゼントの山に小躍りし我を忘れるひと。ぴんころ作のラリエットも、メインのプレゼント以上に喜んでくれました♪※似合う似合うと家族中に褒めそやされて、そそくさと木のてっぺんまで上りきった 母けいこ55歳であった・・・ そうそう、週末に秋の箱根旅行でろくろから創った器たちが我が家に到着しましたぁ~っ。 左手奥から時計回りに湯のみ(右=ヲット作)、盛り鉢、灰皿(ヲット作)、香皿、ぐい呑みです。陶土をゆっくりと練り上げ、脚でろくろを回しながら指先を繊細につかって造形していく・・・想ったよりずっと難しい作業でしたが、無心になれて楽しいのなんのって。この焼き物体験教室、実はね、時間内にいくつ創っても良くて、基本料金に加えて点数(と大きさ)で料金が決まってくるのです。要するに大きいものをたくさん創れば創るほど、受講料金は高くなるという仕組み。さて、体験教室が始まり、会話も忘れてせっせこ作業にいそしむあたしたち夫婦。皆さんうすうす勘づかれているかとは想うが、いやそろそろすっかりバレきっているとは想うがヲットは物づくりにおいてもじっくりのんびり派、ぴんころは直感&効率重視派で隣で作業を進めるもまったく別世界の住人と化していたわけです。順調に3作ほど創り終えるぴんころ。ためつすがめつしながら心中では“自画自賛倶楽部名誉会長”状態。それを見越したインストラクターのお兄さんの「いやぁ、初めてとは想えませんねぇ。このフチの決め方なんて、プロはだしですよ(* ̄▽ ̄)」「手つき最高ですねぇ。あと10分ありますから、もう一点できちゃいますよ~(⌒ー⌒)b」などという軽快な褒め言葉を真に受けて、料金のことなどすっかり忘れ、どんどこ制作に励むぴんころであった・・・その会話を小耳に挟みつつヲットは横で「あ~あ、まったく調子に乗りやすいんだから」とひそかに呆れていたそうです。そっと耳打ちしてよー、“営業トークにひっかかるな”って~!!!嗚呼、母娘そろって褒め言葉にはとことん弱いのだ(>-