カテゴリ:英語教育
今日も、昨日に引き続き、田舎の中学生の現状をお伝えしたいと思います。
私が、「英語どころではない」と感じる生徒に共通しているのは、語彙数がとても少ないということです。 これは、日本語の語彙の数が極端に少ないという意味です。(もちろん、英単語どころではないので、英単語を覚えるのは、さらに大変ですが、、、。) 私の場合英語を教えているので、英語が日本語になった外来語について知る機会が多いのでその例を挙げてみますが、きっと元々日本語だった日本語の語彙数も、かなり少ないのでは、と思っています。 まず、英語を教えていて、驚いたのが、英語から日本語になった言葉で着実に日本語として定着しているような言葉、例えば、「スクール」とか「サンデー」「ウインター」といった言葉を、その中学生達は全く知らなかったということです。 もちろん、言葉として小学校で学習はしていないのかもしれませんが、それらの言葉は、日常の生活の中で、「スクール水着」とか、「トクトクサンデー」とか、「ウインターバーゲン」とか、結構、街で見かけるような言葉だと思うのですが、それらの言葉の意味を、全く知らないというのです。 これらの言葉は、広辞苑にもちゃんと出ているレベルなので、中学生ならその辺の言葉は理解していそうなものなのに、それらの言葉の意味を知らなかったし、また、新出単語として学習した後でも、それらの言葉の意味を時間が経つと思い出せなかったりするので、驚かされます。 あと、一番大受けしたのは、私が「3年前に、アメリカに3ヶ月滞在していた」という話になった時に、中学生の生徒の一人が、「え~、先生、アメリカでホームレスしてたの?」と言った時です。 いくら私でも、アメリカでホームレスをする勇気はありませ~ん。 彼女は、もちろん、ホームステイという意味で、ホームレスという言葉を使ったのですが、私たちが大笑いしていても、どうして笑っているのかわからなかったらしく、「・・・・」状態でした。 ということで、日本語の語彙数も極端に少ないので、学校の授業の説明も理解できていない可能性も高いな、、、と感じています。 最近、学力の2極化が激しくなって来ていると聞きますが、まさにその通りだと思います。 田舎でも、ちゃんんとお勉強をしている子もいますが、全く本当にな~んにもお勉強をやっていない子がかなりたくさんいるというのが現状です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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