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長く生きているが、面白いこの辞典を今日初めて知った。
きっかけは18歳の少女監禁事件でのニュースだった。 「兵庫県赤穂市の当時18歳の無職少女が約3カ月間監禁された事件で、 無職小林泰剛容疑者(24)が少女とインターネットで知り合った当初、 悩み事の相談に乗るなど優しく接していたことが14日、警視庁捜査1課の調べで分かった。 少女が自分に好意を抱いていると分かると態度を一変させるなど、巧みに硬軟を使い分けていた。 他人を心理操作することに習熟していたとみられ、捜査1課は監禁に至る経緯を詳しく調べている。 『習熟』?言葉のニュアンスに違和感を感じた。心理学でも習っていたのだろうか。 もって生まれた才能(この場合は負の方向なので才能という言い方は変かもしれない) ではないのだろうか。 警察等は何かと理由などをつけたがる。 で『習熟』について調べてみた。 『習熟』 : 習い覚えて、よく通じていること。by三省堂 やはり習いとある、しかし実際は習ってはいないのではないか? Bookshelf Basic version3で調べてみる。 ―する その事に慣れて△上手に(そうする事が習慣と)なること。 ちょっとニュアンスが違う。 Bookshelf Basic version3の国語辞典は新明解国語辞典 第五版 (C) 三省堂のようだ。 同じ三省堂なのに。 気になったので『新明解国語辞典』について調べてみた。 Amazonのカスタマーレビューに ≪語義の客観性を排除してしまっている書物と言える。≫と書いてある。 他のサイトを見ていると新明解国語辞典の下記のような事が書いてあった。 新明解国語辞典で恋愛を調べてみると。 れんあい【恋愛】 特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても 悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、 二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、 ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。(第6版) と普通なのだが、第5版では れんあい【恋愛】 特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、 精神的な一体感を分かち合いたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、 常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて 歓喜したりする状態に身を置くこと。(第5版) 常にかなえられる人もいるしなぁ。稀って・・・著者の恋愛体験が目に浮かぶよう。 れんあい【恋愛】 特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、 出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、 ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態 (第4版) 辞書なのに合体ですよ!合体。 恋愛はピンク色にしてみました。 がったい【合体】 1起源・由来の違うものが新しい理念の下に一体となって何かを運営すること。 2「性交」の、この辞書でのえんきょく表現。 (第4版) この辞書って!かなり主観的なのですね、びっくりです。あー、面白い発見した! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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