芝生化奮闘記

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• これでも反対か・Still argue against grass?

  昨日お伝えた通り、夜の7時から地区の納涼祭がグリーンフィールドで開催された。去年初めてこの芝生広場で開催したときの人手が500人前後と主催者が大喜びだったが、昨日は軽くその倍の人たちで終始大賑わいでした。出店が9時ちょっとすぎのもう完売の看板が続々と出されて、最後の最後まで小さな子供達も、その親達、地元住民皆が大変盛り上がっていた。これだけの人が集まると、まずは駐車場が問題になりますが、グリーンフィールドでは何の問題もありません。２万平米の全面芝生のこの広場では芝生の中に車を入れて、端で駐車してもらうからです。ちょっと待ってよ！学校の校庭緑化の反対理由として良く言われるのが「月に1ー2回ぐらい学校の行事のときに、駐車場に使うから、芝生には出来ない」です。この書き込みとその次に1枚ずつの写真を載せますので、良く見て下さい。まずこのメッセージに添付してある写真が納涼祭が始まる1時間程前、左の方に準備に来ている人たちの車が芝生の上に駐車してあります。この後、まん中の芝生の上を200ー300台の車の駐車スペースに使います。次の下記込みの写真が同じ場所を翌日（今朝一番）に写った写真です。では次へどうぞIn yesterday's blog, I mentioned that the local residents' association would be holding its Summer Festival at Greenfield from 7PM. Last year, the first time the festival was held at Greenfield, the organisers were overjoyed to have about 500 people attend. Word had obviously spread, because yesterday we had in excess of 1,000 participant. All the food stalls had hung out SOLD OUT signs not long after 9PM. Right up to the end, the park was overrun with children, their parents, and other residents all having a great time.When this many people gather in one place, parking is usually a major problem. But not at Greenfield. We convert part of the park into a car park, and have people park their cars on the grass.Hang on! I hear you say.One reason frequently (always) given for not converting school playing fields into grass is that the grounds are used as carparks 1-2 times a month for school activities, and (apparently) grass can not withstand this sort of rough treatment. I have attached one photo with this message showing some cars parked along the edge of the park. This was the main car park area, and during the evening, 200-300 cars were parked on the grass you can see.The photo with the next message was taken the morning after (this morning). Let's have a look at that photo.

  July 31, 2005

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• 雑草も仲間・it's all grass, you know!

  本日は市の中心にある公園の改修計画の会合があり、市役所の公園かに任せるとどうなるかが分かったもんじゃないので、その監視役兼芝アドバイザーとして出席し、知り合いの芝生維持管理の専門にも同席してもらい、色々と厄介物ぶりを発揮して来ました。ようが、町中の公園を改修し、住民や一般利用者にとって気持ちの良い公園にしようと言う事ですが、その意見の多さにびっくり。飲屋街のど真ん中にあるので、利用者の態度の悪さを考えると、どんなにきれいに改修したとしても、どうせゴミは捨てるは、また汚すから、どうしようもないを言う人もいました。きれいな場所にし、ちゃんと維持管理をすれば、利用者のマナーも良くなるからと僕がいったら、甘い甘いと言われました。利用者を信じないならば、公園を辞めて、ビルを建てるしかないでしょうと僕は思います。また芝生にしても、雑草が絶えないので維持管理は難しいと言う意見もありました。あそこで、維持管理専門（それもアメフトのスーパーボールのグラウンド準備に携わっている凄い専門）が言うには芝生の中身は何でも良い、雑草だろうが立派なコウライ芝だろうが頻繁に借りれば、きれいな芝生になると説明しても、なかなか理解できない人が多かったです。やはり育った環境の影響が強くて、新しい正しい知識を素直に受け入れるのは少し抵抗があるようです。気長に頑張って行くしか無さそうですね。Today's event was my attendance at a meeting to discuss details of the refurbishment of a central city park. Not trusting the city parks department to do an even half-way decent job, I went along with a friend who is a turf maintenance specialist to keep things moving in the right direction. The basic intent is simple: to create a park that the local residents and other users enjoy. The surprise was the range of opinions."The park is in the middle of the bar district, and all the drunks at night are disgraceful. However well the park is refurbished, they will still throwm rubbish in the park and ruin it again. There is really no point in doing anything".When I countered that making at attractive park and looking after it well would encourage the users to change their behaviour, I was told in no uncertain terms that I was naive.My response was also simple: "if you do not trust the users, then erect a building there instead and forget about any park".When the subject got back to grass, the next issue was the difficulty of maintaining grass because of the endless weeds. My specialist friend (who is invited to the US every January to work on the Superbowl field, so is definitely no slouch), explained that turf can contain any sort or mixture of grasses. As long as it is cut frequently and short enough, grass of any kind or mixture turns into turf. Very few of the participants were able to comprehend this rather simple explanation.The preconceptions of "turf" inbuilt over several years obviously make it difficult to accept new ideas and knowledge readily. The road is long, but the will is intact. Time to gird the loins and prepare for a prolonged battle!

  July 27, 2005

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• 育った環境の影響強し・Genes versus environment

  昨日は管理しているグラウンドで知り合い数人でバーベキューをしていて、その中の何人かは孫を連れて来ました。4才から8才ぐらいまでの年の小達で、天気も良かったので、芝生でサッカーボールで遊ぼうと誘って、僕は自分にとって当然のように裸足になりました。育った国では春から秋に懸けては靴を履くことが少なかった少年時代を思い出しているというより、芝生の上ではだしで走るのが気持良いという気持が体の一部になり切っているからです。でも、昨日のお孫さん達がなかなか裸足になりたくなくて、サンダルを履いた状態で遊んでいました。裸足が気持良いよと言ったら、「草がちくちくしていたいから嫌だ」と靴のままの子が半分。勇気を振り絞って靴を脱いだ小達が案の定、非常に気持良くて、凄い勢いで走り回り始めたので、残りの子供も一緒になって裸足で遊ぶようにはなりました。芝生のグラウンドを作りはじめるときいわれたことを思い出しました。「日本人には芝生で遊ぶ文化が無いから、あんな広場を作っても意味が無い」とある公務員の「謎言」。自由に遊ぶ芝生広場が無いから遊ばないだけだと僕は思っていましたが、いざ出来てみれば、西欧の子供達と同じぐらい楽しく裸足で遊ぶのではありませんか。でも、親達が一人も裸足になる事もなく、一日が終わりました。まだ芝生のない環境で生活する日数が少なくて、素直に対応する子供達と違って、永年芝生のない国で生きて来た大人達がややはり育った環境の影響をもろに受けて、なかなか抜け出すことが出来ていません。人間の認識改革は時間のかかるプロセスです。A local group had a barbeque at Greenfield yesterday, with several people bringing their grandchildren, ranging in age from 4 to 8 years old. The weather was beautiful, and I encouraged the kids to kick a soccer ball around, naturally shedding my shoes on the grass.It was not only that I remember hardly ever wearing shoes from spring to autumn in the countryside of New Zealand where I grew up, but more that running barefoot on grass is one of the purest pleasures one can enjoy.But the little ones yesterday were reluctant to go barefoot.When I asked them why, most of them said that grass hurts.One or two brave ones took off their sandals and tentatively walked on the grass, which to their surprise did not hurt. Watching these ones run freely on, most of the remaining kids also took off their shoes and had a great time racing around on the park. The occasion reminded me of a bizarre comment from one government official when I embarked on my grass project, to the effect that “Japanese have no culture of playing on grass, so you are wasting your time making a grass park”.In my view the lack of this culture is the result of an absence of grass parks, which is proven by the large number of children who enjoy running barefoot on grass just as much as do children in most western nations. However, none of the grandparents yesterday took the plunge to go barefoot.Children are more honest than parents, who are unable to break free of the long years of not going barefoot.Changing inbuilt perceptions or prejudices is a time-consuming exercise.

  July 18, 2005

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• 1週間ぶりの芝刈り

  先週の火曜日に管理しているグラウンドの芝刈りをしたが、その後はずっと雨ばかりで、本来3ー4日に1回やらなければいけない芝刈りが、1週間後の今日やっと出来ました。当然芝がかなり伸びていて、地面がかなり水を含んでいるのて、いつもの2倍の時間がかかり、午前9時半から夕方4時過ぎまで作業をしていました。作業の途中、近くの町の空き地を芝生化を考えている人たちが尋ねて来て、芝生の維持管理について色々話をしたいたが、結論が極めて簡単です。芝生が欲しいが、週1ー2回（成長期）の芝刈りがめんどくさいと思っているなら、土のグラウンドで我慢すること。確かにしんどいときがありますが、今日の夕日に輝いていた刈ったばかりの芝生や遊びに来ていた近所の人たちの笑顔を見たら、それだけで十分にやりがいを感じるし、大変だなんて、もう全く思わないです。物事は考え様ですね

  July 5, 2005

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• 芝生だと足が疲れる

  今日の午前中は明日の校庭緑化の準備に追われ、午後は住んでいる県の大学ラグビーチームが近県の大学チームとの交流試合の審判をやって来ました。夏にラグビーはやるべきではない議論を別にしておいて、会場となったのは近くの県立総合運動公園の陸上競技場（去年に本陸上選手権の会場）でした。芝生が今日本で一番良い状態と専門がいってるだけあって、最高に気持良かったです。地元の選手が僕が管理している芝生広場で練習をすることがあるので、芝生に慣れているせいか、全く問題はなかったが、隣の県の選手達が土ばかりで練習や試合をするもので、最高に良い芝生で試合をした感触は「足が重くて、凄い疲れる」でした。日頃芝生で練習も遊びも試合も出来るようにならなければ、日本は強い選手や国代表が出来ないのがはっきりした一日でした。益々校庭・空き地緑化に力が入ります。

  July 2, 2005

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• ノッティングヒルの恋人

  住んでいる町のど真ん中にある公園の改修計画があり、それに協力をすることになっていますが、提案する公園には遊具もなければ、建造物もない質素な公園です。ヒューグラントが演じるイメージ的には冴えないイギリス人がジュリアロバーツが演じる世界の大女優と恋に落ちる「ノッティングヒルの恋人」という映画（名前が違うかもしれない）の一場面を思い出してもらいたいです。彼の妹の誕生日会が終わった後、二人で夜のロンドンの静かな住宅街をぶらぶら歩きながら、彼女が泊まっているホテルへと向かって行くとき、その近所の住民の為に出来た小さな公園の塀をよじ上って、中へ入ります。一面芝生、周りに木陰を提供する木々、適当に置いてあるベンチ、ただそれだけの公園ですが、非常に魅力を感じる場所です。我々がこの町のそんな雰囲気の公園を提供しようとしていますが、はたして決定権を持っている地元行政には理解力があるかどうか。後日報告致します。

  June 28, 2005

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• 裸足って、最高

  殆ど毎日気温が30度を超えて、完全なる空梅雨の鳥取で管理している芝生広場「グリーンフィールド」が天然散水に頼っている訳で、今は芝生が非常にしんどいです。毎日散水していたら、芝刈りは2日に1回じゃないと間に合わないところ、今は5日に1回で十分です。当然芝生もかなり茶色くなり、へばっています。でも、2ー3日前の夕方から夜半に懸けて、大雨が降っていましたので、今朝グラウンドに行ったら、芝生が大変元気になって来て、水曜日に刈ったばかりなのにきょうも刈りました。ご近所に知り合いが犬の散歩に来ていて、思わず靴を脱ぎ捨て、裸足で歩き出して、「気持良い」の連発でした。それだけでも暑い中の芝刈りの苦労がふっ飛びました。非常に気持ちが晴れた一日になりそうです。

  June 25, 2005

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• 地球温暖化

  鳥取に来て、もうすぐ7周年になります。最初は冬には雪が多くて、夏は快適だったが、年を追う毎に雪の量と降る回数が減り、逆に猛暑といわれる夏が多くなって来ています。昨日も6月の気温として、記録を取り初めて以来の最高記録となりました。その中で学校で授業を受けている学生の昼休みの姿を見ていると、可哀想になります。校庭が土の状態ですので、太陽の照り返しがきつくて、とても遊べる場所ではありません。また、風が吹けば、粉塵が舞い上がり、目や鼻に入り、思わず顔を背ける子供達が多いです。週末になると、自分の法人が管理をしている芝生の広場で遊んでいる子供達の姿を見ていると、まるっきり別世界のように、暑くても裸足で走り回り、風があろうがなかろうが、逃げる必要はなくて、ひたすら元気に遊んでいる風景が繰り広げられています。保護者と教育関係者はどんな思いでその風景を見ているのでしょうかはいつも不思議に思います。。この前の週末には近くの小学校の野球チームが監督に連れらて、その芝生の広場で練習をしていたと所、監督と話をする機会があった。監督に小学校の土のグラウンドよりは芝生を選んだ理由を聞いてみたら「土だと転んで怪我をする子が多くて、なかなか人が集まらないが、芝生だと気持が良いから、今まで運動が嫌いと言っていた子供でも、積極的に運動するようになるから』と言いました。「では、小学校のグラウンドを芝生化したらどうですか」と提案すると、「それは難しいです｣との答え。どうしてかと聞くと、芝生はお金がかかり、維持管理が大変だからときっぱり。先入観を覆すのは事例が一番と言われますが、その先生が平米70円前後で出来ている芝生のグラウンドに立っていて、その答えを出していますから、事例の力だけでは駄目でした。秘策がありますか。

  June 22, 2005

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• 子供が素直です

  公園でも校庭でも、土か芝生の議論になりますと、子供にとって良いのはもはや議論をしなくなって来ています。やはり芝生が良いと皆が認めています。それでも芝生化が進まないのはどうしてかと聞くと、行政、教育関係者、親達を含めた大人達がまず口にするのは「芝生はお金がかかり、維持管理が大変だ』ばかりです。でも、我が法人が管理する２０万平米の芝生の浩場で遊んでいる子供達に聞くと土よりは芝生の方が気持良くて、芝生なら遊びたくなるという声が圧倒的に多いです。彼等が費用を考えないし、維持管理の問題（問題ではないが）の事も考えません。国の将来を担う子供達が延び延びと育つ殆ど全員がその良さを認めている環境を提供するかどうかはお金か維持管理いわゆる大人の都合で判断するよりは、やはり子供達の事を優先に考えるべきでは無いかと思います。日本が子供達を大事にしない国だなという印象が強くて、それを考えるときは少子化は納得でします。だって、区に上げて、子供の事を優先に考えない行政では多くの子供と作れないですよね。でも、行政対策は3人目を生んだ夫婦のお金を上げよう。情けない。

  June 20, 2005

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• 芝って、踏んで良いの？

  今日はとなり町の住民グループが立ち上がって、近所の公園を全面芝生化をする計画を実施する時の話です。10数年前、行政が国のあちこちに作った「三角公園」の一つです。行政が作ったのは良いけど、その後の維持管理がゼロで、すぐさま草ぼうぼうで、ゴミがたまり、虫が多くなり、誰も使わないはという状態になりました。行政が直さないなら、自分たちでやろうという動きがあり、私の法人が技術指導をすることになり、芝の苗を植えて、一面を芝生にする方法です。時間がかかるが、住民が自分たちの手で作ったという認識が芽生えて、きれいに使う結果となり、長く良い状態が守られることになるからこういう方法を選びました。ところで、今朝皆が集まって、さ、作業開始というときに僕が苗の植え方（たいして難しくないが）の説明をしたときでした。土に鍬で少し穴を掘り、その穴に土のついた苗を入れて、手で土を適当にならして、仕上げが足で踏むことです。これによって、根がしっかり下の土壌に密着し、かなり早く根付くようになるからです。でも、９０キロの僕が体重を全部一つ小さな苗に載せて踏んだとき、『ぎゃあ、苗が死ぬ！』という悲鳴が聞こえました。そうだ、日本では芝というのは贅沢品であり、大事にしなければ行けないものであり、殆どのところは「立入り禁止』となっていますね。でも、本来は公園は人々が遊んだり、くつろいだり、ボールを蹴った、走り回ったりする場所です。当然芝の上での活動です。成長したときは踏まれるのが芝の存在価値です。苗を植えたときも少し踏んでもし場が将来自分の役割に早く気付くから良いのではと芝生ばかりの公園と校庭で育った自分が思うのですが、日本人の芝生に対する過剰認識が抜けるのはまだ先だと気付いた一日でした。

  June 19, 2005

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