カテゴリ:モールトンレストア
アレックモールトンのFフレームについては半世紀も以前の自転車なので寸法図がない。
そこで以前、現物から寸法を起こしていたのだけれどもそれだけはちょっとアヤシイ。 なんせワタクシはイギリス製品を信じていない。 かつて10年弱もイギリス車を乗り込んでいたので苦労というか苦行を修めたのである。 というわけでイギリス製品には誤差というかテキトーというかそういうものが常に付きまとうのでイマイチ信じがたいのである。 そこで参考となりそうな図から寸法値を拾ってみた。 フレームサイズ(芯-トップ):49.4cm トップチューブ長:56.7cm BB上がり:5.8cm 前中距離:66.4cm チェーンスティ:47.2cm ホイールベース:113cm ヘッドアングル:69.2度 シートアングル:70.7度 フロントフォークオフセット:4.9cm BB地上高:26.7cm となっている。 ついでにそれ以外の標準品も記しておこう。 ヘッドセットボールベアリング径 1/8″ シートポスト 25.8 x 300mm ボトムブラケット 137x24T 英国タイプ ホイールサイズ 16×1 3/8 ブレーキアーチサイズ 55-75mm(センター軸からパッドまでの距離) ステム径 22mm ステム高さ 200mm ステム前進量 75mm A4の紙に印刷した図を定規で拾って数値を変換しただけです。 角度は分度器がなかったので三角関数を用いて算出した。 それでもワタクシが自分のFフレームから採取した値とそんなに変わらないので多分このくらいでダイジョブなはず。 半世紀も前の自転車だけれども日本人にとっては大柄な人向けという雰囲気ではありますね。 フレームサイズで芯-芯とするとなんと60cmもあります。 大柄なヒトまで対応できるように設計したのでしょうか? ただ半世紀も前の設計とはいえ楕円状のフレームはテーパー加工もされていたり、 全ての部品に機能が割り振られていたりして実用性と機能性を満足させているこの絶妙な設計が 現代においてできるでしょうか? Fフレームのオーナーがサイズ出しをされるのに役に立てば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[モールトンレストア] カテゴリの最新記事
|
|