カテゴリ:モールトンレストア
おはこんばんちは。
上の子の学校が夏休みに入った。 お友達を招いて夜中まで絵を描くというので、 ワタクシだけ市川市にある本宅へ逃げ在宅勤務することにした。 子供たちが騒がしくては仕事にならないのだが、 本宅のネコにも「またうるせぇのが来たな」という顔をされた。 さて、本宅で夕方5時まで仕事したら階下のガレージへ直行。 固着してしまったアレックスモールトンのフロントサスペンションを分解する。 先日、横浜から浜松を往復するサイクリングをモールトンで走った。 その際に「フロントサスペンションがちっとも動かない」ことに気がついた。 サスペンションが特徴の自転車なのに、それが働かないとなに乗っているんだよってことになる。 実は以前より固着していたのだが、気が付かなかったようだ(鈍感だねぇ)。 で、横浜の自宅で固着したサスペンションを分解しようと試みたが、まったく固着を解けなかった。 これはそれなりの道具がないと解けないことを悟ったため、子供たちがうるさくなることをいいことに、横浜の自宅から、工作機械がある市川の本宅へ疎開したわけだ。(ワタクシは住まいが二ヶ所あるのね) インターネットで事前に調べてみると、アレックスモールトンのフロントサスペンションは固着することで夙に有名なようだ。 主な原因は水。 ダンパー効果を生むゴムに塗布されたグリースが雨で流れ落ちて滑りが悪くなる。 また、ゴムが水を吸って膨張したため固着すると推定。 モールトンで雨の中を何度も走ったもんね。 固着を解くためにSST(特殊工具)を自作する。 ベースとなるのはママチャリにも使われる1インチ径のヘッドパーツ。1000円もしない。 これから上ワンだけをいただく。 上ワン上部にM6とM8の長ナットを溶接するのだ。 ナットを溶接した上ワンをフロントフォークのステアチューブトップにネジを切られたところに取り付ける。 M6の長ネジをM6のナットに通して固着したサスペンションを解く。 M8はM6で折れたりした場合の保険として取り付けたが、実際には未使用。 右下に見える銀色の部品が今回自作したSST。 部品代は約二千円。制作時間は2時間。半自動溶接機が腐りかけていてワイヤ送り速度が一定にならず汚い溶接になった。仕上げは別の機会に。 自作したSSTは、超簡単に言うなればスプリングコンプレッサー。 個人的にはモールトン・スプリング・エクストラクタと呼びたい。 左下に見える黒く長いのが固着していたゴム+スプリング。 自動車のスプリングコンプレッサーと同様にアッパーカットを食らわないよう、上下方向に身体を被さないように2本の長ネジを締め込むだけ。 使用方法も簡単でこりゃ便利。でも、次に使う機会あるのかな? 問題は黒ゴム部品。 ステアチューブの内径に比べ、ゴム部品の外径は大きすぎる。そりゃ糞詰まるわ。 こいつをダイエットさせる必要がある。 ゴムを旋盤で削ろうとするとゴムの弾力で逃げる。 そこで、ボール盤に咥えさせて布ヤスリでも当てれば少しはスマートになるかな。 削るのはわずかでいいはず。 クルマのブレーキブーツなどに使うゴム用グリースを塗布すればスムーズに圧入できるはず。 これについては時間切れのため、明日トライする。 ほいじゃーの。 プレス機もすげー安くなったものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.20 21:41:32
コメント(0) | コメントを書く
[モールトンレストア] カテゴリの最新記事
|
|