カテゴリ:モールトンレストア
おはこんばんちは。 2024年も半分が過ぎようとしている。 なので、自宅の大掃除をした。 半年毎に大掃除しているので処分するのものは少ないのだが、あちこち汚れているのでなんだかんだで一ヶ月くらいかけて分割して掃除する。 といっても自分の領域と共用領域を掃除するのであって、家人の分は手をつけない。 なぜなら、現状を認めない人ほど身の回りは賑やかだから。 さて、大掃除と同時並行して2台の自転車をオーバーホール(分解整備)した。 手持ちのメイン自転車であるロードバイクと、アレックスモールトンの2台である。 フレーム単品になるまでバラして各部チェックし、へたった部品は交換する。 6月は変速とブレーキのアウター及びインナーワイヤーを交換する。 筋肉量に乏しいワタクシは、頻繁に変速することで速力を確保している。 なので、変速のインナーワイヤーは走行距離5000kmで交換しないと、ほつれてジャミング(詰まり)してしまう。 それと、今回は以前からもう限界が見えていたボトムブラケットを交換した。 安定のシマノ製。安価で高品質。さすが日本メーカー。 一方でモールトンは、複雑な構造ゆえ、オーバーホールに一般的なロードバイクの2〜3倍の手間が掛かる。 つまりそれだけ時間も費用もかかるってわけだ。 まずフロントハブを手で回すと、コクコクしていた。 このフロントハブは、シマノ製のハブを魔改造したもの。 カップ&コーンの軸受なので、電動ドリル使って600番の耐水ペーパーでカップもコーンも磨くとヌメーっと回るようになった。 シマノ製のハブは、ベストバランスなんだよね。 低価格帯を購入しても性能十分なのが魅力。もちろんチューンナップのベース材料としても最高よ。 そのほかにボトムブラケットが雨で浸水し、ベアリング内部までサビサビ。クランク回すと重いわけだ。 ゴムシールはキッチリハマっていたのに、なんで浸水したのかわからない。 イタリア製カンパニョーロのクランクはISOスクエアテーパーなので、種類が限られる。 モールトンSSTにフロントダブルだと、68-111mmのタイプになる。 TOKENのコレは値段は高いが、重量が50g軽くなるチタンシャフトタイプで購入した。 一方で古いのは捨てず、あとでベアリングのみ交換できないか試し、あわよくばスペアにしたい。 前後サスペンションは、雨にあれだけ晒されたのにも関わらず、グリスが残っていていまだに機能していた。もちろん分解・清掃して再組み立てした。 モールトンはブレーキとシフトのワイヤー全交換するのもめんどくさい。通常の2倍のワイヤーを使うから、費用も手間もかかるため。 だからといって電動変速を組み入れようとか思わないんだな。部品供給が怪しく、他機種とのコンパチビリティが見えないから、10年後も稼働するかわからない電動変速システムにお金払えないのよね。昔なら無理くり(がんばって)やったかもしれないが、歳くってその力なくなったね。 また、先日のモールトンサミット奈良でAさんから押頂いたカンパ10速用変速レバーに入れ替えた。 これは、横浜から奈良へ自走中に右側の変速レバーが折れてしまったため、Aさんが代わりにと提供してくださったものだ。 無事に装着し、スムーズに変速。貴重なレコルドをありがとうございます。 バーテープも交換し、スッキリさっぱり。 自転車2台のオーバーホール費用は部品代だけで3万円弱となった。 ワタクシは自分であれこれなんとかできるからいいが、ショップに出したらいい金額になるよね。 前回のオーバーホールから半年後とはいえ、厳しい天候のなか、浴びるように走ればこんなものかもしれない。 ま、自動車に比べれば1桁安いからいいけれど。 ちゃんとメンテして楽しく乗りましょ。 ほいじゃーの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[モールトンレストア] カテゴリの最新記事
|
|