浜松まで再苦輪愚(サイクリング)
おはこんばんちは。神奈川県横浜市から、静岡県浜松市まで一泊二日のサイクリングしてきた。目的は、暑熱順化と浜松の美味いものを味わう。金曜日は有給休暇。朝4時に横浜の自宅を出発。天険 箱根旧道最初の難所は箱根旧道の激坂。時刻は朝7時くらい。日差しが出てきて滝汗。登坂斜度は10%前後の激坂で、いつもはスイスイ登れるのに暑さで早くも失速。普段なら苦にもならない七曲で前に進まない。ヘロヘロになって芦ノ湖に到着すると天然のクーラーのように涼しい。最高 of 最高。そのまま三島へ降ると下界は地獄の暑さだった。ボトルロケット発射 由比 - 興津車道を走れず側道をちまちま走る区間だが、段差でボトルを一本落とした。実はここでスポークを折っていたっぽいが気がつかなかった。酷暑になるのはわかっていたので、サドル後ろにボトルを追加できるマウントをとりつけたのだが、ネジが緩んで路面の振動に揺さぶられボトルがロケット発射したらしい。不幸にも高速道路のようなエリアなので、走る車の轟音にボトル落下音がかき消され、どこで落としたか気がつくのに遅れた。3本積んできたボトルのうち1本失っても走れるからいいけれど。すっかり変わった大崩海岸ここを走るのは10年ぶりくらいか?大昔、サコライドというブルベよりも難易度の高いロングライドで走ったっきりだ。近年、崖崩れにより道路を作り直したと聞いていた。新潟県にある親不知みたいなところ。断崖絶壁に道路を作ったので、崖崩れすると道路が使えなくなる。なので、海側へ橋をかけて迂回するようになっていた。キャンプ道具満載の女性サイクリスト二人をパスする時に「がんばれー」と声をかけたら、とてもいい顔して返事してくれた。同じ坂道で苦戦していると、そうなるよね。魚がうまい焼津でランチランチは焼津市街の定食屋「大漁やまちゃん」で刺身19点盛り合わせ定食をいただいた。お値段2000円で美味しい。エビ、イカ、かつおが特によかった。ご飯少なめだが、魚介類が多めなのでちょうどいいバランスなのかもしれない。自転車乗りはご飯を大盛りしてもらったほうがいいかも。店の隣が2台分ほどの駐車場になっているので、そこに駐輪した。いつまでたっても向かい風 御前崎昼を過ぎて気温も日差しも凶悪になってきた。でも、日陰に入ると涼しい。東京は気温36℃なのに、御前崎は31℃。東京が暑すぎるだけだ。しかし、強い日差しで照り焼きにされ走るのはまさに苦行。いや、普通の人はこんな状況下でサイクリングしませんがな。これも暑熱順化のため。本当に順化するのかな。なんだかバカっぽいぞ。再苦輪愚(サイクリング)であるな。御前崎には風力発電のタービンが見られる。そこそこな勢いで回っているのだが、走れど走れど向かい風。それも熱風が。ボトルの水を身体にかけながら走るが、すぐに乾いてしまう。まさに焼石に水だ。うなぎ、遠州焼がおいしい浜松駅前のホテルには18時過ぎに到着した。このビジネスホテルが激安で、一泊朝食付きで2,500円。階下にある飲み屋「たんと」でまずは一杯。生中なのにグラスサイズのビール。価格はジョッキクラスなのに。蒸した鰻にわさびだけのせる。うなぎの脂でわさびが辛くないのだ。これは美味しい。沢庵入りのお好み焼きを遠州焼と呼ぶこれも地元料理。普通に美味しい。沢庵って何にでも合うのか?滋賀県名物サラダパンも実は沢庵だったよね?夜泣き石復路はいつものR1を走る。毎月のように滋賀県から神奈川県まで自転車で帰省していたので、目を瞑っても走れる。それにしてもR1は路面が荒れている。特に交差点はケツを上げていないと坐骨粉砕である。おまけに今頃気が付いたのだが、モールトンのフロントサスペンションが効いていない。たぶん内部で固着してる。きっと先日のブルベで雨に降られ、雨水でグリスがカチカチなんだろう。おかげで補給食を食べる余裕がまるでない。掛川を抜けて小夜の中山峠を登る。普段ならなんでもないのにまるで登らない。暑さでフラフラになりながら小夜の中山峠を越えて、峠の茶屋へ。実はここに夜泣き石がある。ここを何十回も通過しているのに見たことないので、立ち寄ってみたわけだ。実はこの石は移設されたようだ。諸説あるため正確にはわからないが、枝葉のついた話に翻弄されたのだろう。岡部宿の定食宇津谷峠の西側に岡部宿がある。ここには定食屋みどりや食堂がある。一度、入ってみたかった。レバニラ定食を頼んだのだが、すごい分量。レバーがプリプリしている。おばあちゃんが作ってくれるのだが、旅人が立ち寄るらしく、ワタクシのようなサイクリストの扱い慣れていた。東京まで帰ると言っても驚かなかったよ。現代の一里塚 ローソンニュー箱根店R1で箱根を登る。三島にある上り口のローソン・ニュー箱根店で補給する。西行きのキャノンボーラーにとっては、ここで補給し、下っ腹に気合を入れて登ることになる。ワタクシも補給して一定のペースで登り始める。予定していた刻限よりも遅く、夕方5時過ぎに登り始めたため、涼しいとは言わないが、だいぶ登りやすい。箱根峠には74分で到着。タイムをとってしまうのは、自転車乗りのサガか。芦ノ湖は気温19℃と涼しい。旧道で下り汗が一気に乾く。湯本までは涼しかったが、小田原まで降りるとサウナのよう。乾いたウェアが蒸し返して汗臭さが異臭騒ぎレベル。小田原タンメンそんなものあったっけ? と言うなかれ。言ったもの勝ちである。(そんなの名物じゃないですし)回る変態フレンチ「味わい回転寿司 禅」の隣に、「小田原タンメン」ができた。金曜夜練で、この店の前を通過するだけだったので、ここでディナータイム。とろみの効いたスープと野菜たっぷり。おかげで平打ち麺にたどり着かない。分量は多め。水を飲み過ぎてしまったので、半ライスを残してしまった。あとは追い風に吹かれてスイスイと快走し、トータル450kmほどを走破して帰宅。せっかく暑熱順化した気になったのに、翌週から涼しくなってしまった。暑い中、走ってわかったこと・水分補給を思った以上のペースにしないとあっという間に脱水する。 900ml + 700mlのボトルで60~70km走るくらいかな。・食べるのも通常より多めにしないと体力があっという間に削がれ、集中力が失せる。・水を頭からシャワりながら走ったが、レーパンの裾シリコンが水のせいで皮膚へ攻撃し、水脹れになった。ワセリンかプロテクトS1を塗布しておこう。・日焼け止めはシーズンオフで捨てよう。去年の日焼け止めは効果が落ちている。・SPDサンダルとノースリーブは最高。参考程度にしてくれ。ほいじゃーの。【ProtectS1(プロテクトS1)】摩擦から皮膚を守る!STOP・ザ・擦りむけ!!15ml(携帯用)