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   元局アナがススム道             ~アナウンサーからライターまで~ 

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2007年10月03日
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あぁ~~~~~~゛ 怒ってる (元局アナ魂が爆発・・・)

○道ステーションよ・・・ おまえもか・・・

がっかりだよ・・・


3日のニュースの中で、衆議院代表質問の話題が放送されました。

与野党の論戦が始まったという流れ・・・で
最後の最後に、ナレーションの〆として その言葉は流れました。

『熱戦の火ぶたが切って落とされた・・・っ』







なぜに・・・なぜに・・・(涙)
ディレクターも、ナレーターも気づかないんでしょうか。


火ぶたはね、  
切って落とされるものじゃないのです。


それ、間違いですから~~~~~~~怒!!!



06年4月21日の日記  にも書いているのですが

たぶん、この誤用は、「幕が切って落とされた」から来てるものだと思われるんですね。
幕は、確かに切られれば、落ちます。

でも、火ぶたは落とされるものではないのです。
NHK放送文化研究所 でも紹介されていますが、

火ぶたとは、【(昔の鉄砲の)火縄銃の火皿の火口をおおう蓋】のこと。

よって、「火ぶたを切る」の本来の意味は
【火縄銃の火蓋を開いて点火の用意をする。また、発砲する】
ということ。
これが転じて
【物事に着手する。行動を開始する。競技や戦いを始める】
という意味で使われるようになったんですね。


そうねぇ・・・ 
「火ぶたを取る」にしていたら、こういう間違いをすることはなかったのでしょうか。
ナンテネ。(←そういう問題じゃないっす)


なんだかね、とっても残念だったんです。
リポーターが“言っちゃった”だったら まったく!で済ませたかかもしれません。
でも、ニュース番組で、しかも〆の言葉でそのナレーションはないだろうと。


最近じゃ、
雨は降ってないのに、 (降りそうな天気のときに使う)雨模様って
平気で言うアナウンサーも増えましたし、
言葉の乱れは今に始まったことではありません。

私がこんなところで 叫んでいたって、何が変わるわけじゃありません。
でも、やっぱり せめてニュース番組だけでも正しい日本語を使ってほしかったんですねぇ。

早急は、“さっきゅう”なのか“そうきゅう”なのか・・・。
これは、放送用語では、“さっきゅう”ではありますが、
“そうきゅう”でも間違いではありません。
アナウンサーであれば、“さっきゅう”で読んでほしいですけど、
ドラマなどで そこだけ“さっきゅうに、なんとかしてください”って若い人が使ったとすれば、
ちょいとこっぱずかしいかもしれませんね。

言葉はだんだんと変わっていくもの。

でも、間違いはそういう風に変わっていくものではありません。

幕は切って落とされるけれど、
火ぶたは切られる・・のだということ・・・

おかしい!とチェックできなかったのか、チェックできる人がいなかったのか、

悲しい夜・・・でした。 

いちいち言葉が気になるって職業病なのかもしれない、でもこれって大事なんじゃないのかな?





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最終更新日  2007年10月04日 11時02分16秒
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