つい最近のことだ。
CMやドキュメンタリーのナレーションなど、
声を聞けば、「あ!あの人だ!」
と分かるぐらい有名なナレーターさんの声が この日も聞こえてきた。
ん?????
おかしい。
絶対に、おかしい。
聴きづらいのだ。
口が回らないのか、声が出ないのか、聞いている方がわかるぐらい
彼はしゃべりにくそうにしゃべっている。
どうしたんだろう。
きっと誰よりも自分が分かっているはず。
悲しい・・・現実だ。
テレビは正直だ。
特にデジタル放送になるとより画面は鮮明になり、
ある人気アイドルキャスターのCMではないが、アップに耐えられる肌かどうかは
きっと女性なら(もしかすると男性も)気になるもの。
雑誌などの写真になってしまうとある程度修正はきく。
シミやくすみを消し、きれいな肌に作り上げることなんて、
今のCG技術を使えばお茶の子さいさい・・・。
しかし、生放送のアップの肌つやと同じく 修正がきかないのが
声。
確かに、久しぶりにナレーションを読むと、声が出ないことに気付く。
確かに、久しぶりにマイクをもってしゃべると、口が思うように動かないことに気付く。
ダンスをする人たちが1日休むと体が動かなくなるのと同じように、
声を出すことも 1日休むと途端にその差が出てきてしまうのだ。
前出のナレーターさんは、たしか 少し病気をして休んでいた時期があったはず。
そのせいだろうか。
キニナルといえば、入れ歯…の人。
やっぱり口を動かせば動かすほど 衰えが気になる。
80歳を超えても 舞台で演じることができる人がいる。
何歳になっても、高音で歌を歌える人がいる。
彼らはどんな訓練をしているのだろうか・・・
1日休むとそのつけは必ずやってくる。
そして
1つ1つ年を取るたびに、衰えはちゃんとやってくる。
どこで自分の老いや衰えを認め、次の手段を考えるのか。
第一線にいる人はそれだけの努力をしてきた人。
第一線の立場を保ち続けている人は、常に努力を怠らない人。
そして、昔と同じ努力ではなく、常に努力の度合いは進化しているはず。
いつまでも若いと過信してはいけない。
が、
諦めるのは早い。
衰えを感じたときから始めたって、遅くはないはず。
そのためには、自分の力を知ること。
そして、常に新しい風を知っていること。
いかに美しい肌でいられるかと同様、
いかに聴きやすい声を出せるかも、毎日のお手入れにかかっているのかもしれない。
どんどんと若い人たちが出てくるテレビやラジオの世界。
結構シビアで厳しい世の中です。
常に第一線にいるひとたちの努力はマネできるものではないかもしれないが、
ワタシは私なりのやり方で、今をキープすること・・・が大事。
1年、1年が勝負なのだから。
・・・こんなこと思うってことが、もう 年齢を重ねてる・・・って感じでザンネンだけど。
現実・・・に目を向けねば・・・