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テーマ:気になったニュース(31000)
カテゴリ:しゃべり〈アナウンサー)関係
あぁ~~~~~~゛ (元局アナ魂が爆発・・・)
○道ステーションよ・・・ おまえもか・・・ がっかりだよ・・・ 3日のニュースの中で、衆議院代表質問の話題が放送されました。 与野党の論戦が始まったという流れ・・・で 最後の最後に、ナレーションの〆として その言葉は流れました。 『熱戦の火ぶたが切って落とされた・・・っ』 なぜに・・・なぜに・・・(涙) ディレクターも、ナレーターも気づかないんでしょうか。 火ぶたはね、 切って落とされるものじゃないのです。 それ、間違いですから~~~~~~~怒!!! 06年4月21日の日記 にも書いているのですが たぶん、この誤用は、「幕が切って落とされた」から来てるものだと思われるんですね。 幕は、確かに切られれば、落ちます。 でも、火ぶたは落とされるものではないのです。 NHK放送文化研究所 でも紹介されていますが、 火ぶたとは、【(昔の鉄砲の)火縄銃の火皿の火口をおおう蓋】のこと。 よって、「火ぶたを切る」の本来の意味は 【火縄銃の火蓋を開いて点火の用意をする。また、発砲する】 ということ。 これが転じて 【物事に着手する。行動を開始する。競技や戦いを始める】 という意味で使われるようになったんですね。 そうねぇ・・・ 「火ぶたを取る」にしていたら、こういう間違いをすることはなかったのでしょうか。 ナンテネ。(←そういう問題じゃないっす) なんだかね、とっても残念だったんです。 リポーターが“言っちゃった”だったら まったく!で済ませたかかもしれません。 でも、ニュース番組で、しかも〆の言葉でそのナレーションはないだろうと。 最近じゃ、 雨は降ってないのに、 (降りそうな天気のときに使う)雨模様って 平気で言うアナウンサーも増えましたし、 言葉の乱れは今に始まったことではありません。 私がこんなところで 叫んでいたって、何が変わるわけじゃありません。 でも、やっぱり せめてニュース番組だけでも正しい日本語を使ってほしかったんですねぇ。 早急は、“さっきゅう”なのか“そうきゅう”なのか・・・。 これは、放送用語では、“さっきゅう”ではありますが、 “そうきゅう”でも間違いではありません。 アナウンサーであれば、“さっきゅう”で読んでほしいですけど、 ドラマなどで そこだけ“さっきゅうに、なんとかしてください”って若い人が使ったとすれば、 ちょいとこっぱずかしいかもしれませんね。 言葉はだんだんと変わっていくもの。 でも、間違いはそういう風に変わっていくものではありません。 幕は切って落とされるけれど、 火ぶたは切られる・・のだということ・・・ おかしい!とチェックできなかったのか、チェックできる人がいなかったのか、 悲しい夜・・・でした。 いちいち言葉が気になるって職業病なのかもしれない、でもこれって大事なんじゃないのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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