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ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

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2007.10.19
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テーマ:洋楽(3357)
カテゴリ:70年代洋楽
モット・ザ・フープルは、ブリティッシュ・ロックを語る上で忘れられないバンドのひとつであり、その代表曲である「All The Young Dudes(すべての若き野郎ども)」は文字通り全てのロック・ファン必聴の一曲である。

バンドのデビューは'69年。前身バンドであったサイレンスに、イアン・ハンターが加入した事からモットの歴史が始まる。
「歌えてピアノの弾ける男求む」というオーディションにやってきたハンターは、ボブ・ディランの信奉者で、そのヴォーカル・スタイルはディランの影響丸出し。オーディションも実際にディランの曲を歌って合格したという。

作家のウィラード・メイナスの小説に出てくるキャラクターから名を取って、バンドはモット・ザ・フープルと改名。アイランドレコードからデビューし、'71年までに4枚のアルバムを発表した。
だがセールスは伸び悩み、メンバー間のゴタゴタなどもあって、バンドは解散寸前に追い込まれる。そこに手を差し伸べたのが当時スターダムに昇りつつあったデヴィッド・ボウイだった。ボウイはかねてからの彼らのファンで、「力になる事を約束するから解散はするな」と言ったという。

ボウイは最初、自分の作品「Suffragette City」(ボウイのアルバム『ジギー・スターダストに収録』)を提供しようとした。だがイアン・ハンターはこれを拒否。
ボウイはよりキャッチーな「All The Young Dudes」を提供する事にした。歌詞にビートルズやローリング・ストーンズも登場するミディアム・テンポのロック賛歌で、ボウイ自身、当時のステージで歌っている事からも自信作であった事が伺える(後に本人によるスタジオ・テイクも発表された)。
プロデュースもボウイが担当(自らもレコーディングに参加している)。レコード会社移籍後の第一弾シングルとして'72年の夏に発表された。

バンドの個性とボウイの相性はピッタリだった。

独特のヌメリとディラン風の節回しを持った、イアン・ハンターの歌声。
心地良く歪んだミック・ラルフスのギター(柔らかいアコースティックギターも○)。
プロコル・ハルムを彷彿させる味わい深いオルガン。
そして、ボウイのポップセンスが光るメロディ・ライン。華やかなコーラスとハンド・クラッピングで盛り上がるサビの部分は、思わず一緒に歌っちゃう。

ストーンズ、ディラン、ボウイのエッセンスを一気にぶち込んで、それをさらにポップにした素晴らしい仕上がりで、結果、全英3位、全米でもTOP40に入るヒットを記録。
モットのみならず、ボウイのキャリアにおいても重要な一曲となった。
この曲および同名アルバムのみでバンドはボウイから離れるが、イアン・ハンターとのつき合いは続いていたようで、フレディー・マーキュリーの追悼コンサート('92年)では、ハンターとボウイが同じステージに上がって、この曲が演奏された。

モットはこの曲のヒットによってスターダムにのし上がるが、皮肉にもメンバーが次々と離脱。'74年のイアン・ハンターの脱退によりバンドは事実上の終焉を迎えた。
その全盛期は短かったものの、後の世代に与えた影響は大きく、クイーンの曲「Now I'm Here」の歌詞にはモットが登場していたり、クラッシュは2ndアルバムで「全ての若きパンクスども」なんて曲を収録していたりする。'96年にはブライアン・メイやハイロウズが参加したトリビュート・アルバムも作られた。

この曲が収められている同名アルバムを始めとして、「Mott(革命)」(1973)、「Hoople(ロックンロール黄金時代)」(1974)、「Mott The Hoople Live」(1974)などの諸作品は全てが傑作。
オイラは今も昔もモットが大好きさ

イアン・ハンターはソロになってからも「双子座の伝説」「バイオレンスの煽動者」などの傑作を発表。ロックン・ロールのカリスマとして現在でも勢力的に活動している。
ミック・ラルフスはその後、Bad Companyに参加。
後期メンバーであったモーガン・フィッシャーは現在日本在住で、なんと2007年には映画「神童」に俳優として出演している。

つーコトで、「All The Young Dudes」を聴くにはここをクリック!
すべての若き野郎どもよ、モットを聴け!


※ポム・スフレのメインHPではモット・ザ・フープルの名盤「Mott」について取り上げています!





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Last updated  2007.10.20 02:06:01
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