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テーマ:洋楽(3394)
カテゴリ:70年代洋楽
ツイン・リード・ギターという形式を早くから取り入れたバンドのひとつでもあり、そのメンバーにはゲイリー・ムーアやジョン・サイクスなどがいたこともあった。 シン・リジィといったら、「Jailbreak」や「Boys Are Back In Town(ヤツらは町へ)」などの名曲を含むアルバム「Jailbreak」('76年)が名盤として知られるが、ゲイリー・ムーアが全面参加した唯一のアルバム「Black Rose」('79年、上写真)も、それに勝るとも劣らない傑作である。 「Waiting For An Alibi」はその「Black Rose」からのシングル曲で、フィル・リノットとゲイリー・ムーアの共作。 前述の「Boys Are Back In Town」と並んでシン・リジィを代表する名曲である。 イントロから飛び込んでくるベースの音からしてググッと引き込まれるが、その上に乗っかるギターのフレーズで「キター!」という感じ。 フィル・リノットの男気溢れる歌声、アイリッシュを感じさせるドラマティックかつ哀愁のあるメロディに血が騒ぐ騒ぐ 疾走感みなぎるストレートなビートと歯切れのよいリズム・カッティングもカッコいい。 そして、ゲイリー・ムーアとスコット・ゴーハムのツイン・リードによるギター・ソロ。テクニカルかつ感情がほとばしるプレイが最高! ブライアン・ダウニーによるタイトなドラミングも素晴らしい。 文句なし。パーフェクトと言っても差し支えないこの曲は、フィルとゲイリーがぶつかり合う事によって生まれた名作と言えるかも。 このアルバムには他にも「Do Anything You Want To」「Roisin Dubh (Black Rose): A Rock Legend」など、聴き所がいっぱいじゃ! シン・リジィは'83年に解散。 フィル・リノットは'86年にオーバードースのため死去。36歳という若さだった。 シン・リジィの音楽は、ジューダス・プリーストやアイアン・メイデンなどのヘヴィ・メタル勢に影響を与え、現在でも「アイルランドの英雄」として、本国のロック・ファンから絶大な支持を受けているという。 2006年には、英国・欧州でフィル・ライノットの没後20周年を記念したツアー"20/20"が行われたりもした。 つーコトで「Waiting For An Alibi」を聴くにはここをクリック! フィルとゲイリーのツーショットに萌えろ! ふたりとも面構えがカッコよすぎ…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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